あなたはイギリスの自動車ブランドMINIについてどんなイメージをお持ちでしょうか?今回、現在MINIを製造しているBMW社がジョンクーパーワークスというスポーツシリーズでMINIを限定生産しました。今回の限定品には、どんな特徴があるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
MINIとはどんな自動車ブランドなのか?

MINIとは2001年からBMW社が製造販売する自動車ブランドです。それ以前は「クーパー」としてブリティッシュ・モーター・コーポレーションというイギリスの会社が製造を行っていました。1900年代に製造されたMINIは、「先代ミニ」「クラシックミニ」「ローバーミニ」などと呼ばれ、現行のMINIとは区別して表されます。
クラシックカーがお好きな方は、この1959年から2000年までに製造されたクーパーの方がいいのかもしれません。ただし、クラシックミニに関しては、41年間1度もモデルチェンジをしていない事もあり、メンテナンスにかなりのコストがかかると言われています。BMWが製造している、現行のMINIの方が実用的にはなるのかもしれません。
ジョンクーパーワークスとはどんなシリーズなのか?

そして今回限定車として販売されたのが、ジョンクーパーワークスブランドです。ジョンクーパーワークスとは、MINIの中でもスポーツラインナップとして存在するグレードで、通常のMINIよりも75ps馬力をアップさせた車種になっています。
その他にもツインターボエンジンを採用したり、マフラーを太く設定してスポーツサウンドを意識したり、室内装備もスポーツタイプ専用のステアリングに交換するなど、様々な変更がされているのです。
黒を基調として整えられた室内装備は、まさに「走り」に特化したグレードだと言えるでしょう。まるで、既存のMINIのシリーズとはかけ離れたような、近代的でスポーティーな印象を感じ取ることが出来ます。もちろん、バンパーも特別仕様で、空冷性能を最大限に生かすためのエア・インテークを採用しています。
限定車のみの特典もあり!

今回発表されたジョンクーパーワークスの限定車は、レーシンググレーメタリックという限定のカラーを用いているモデルです。さらにウォークナッパレザーステアリングやGPロゴ付のダイナミカレザーコンビネーションなどは、GPモデルのみにしか搭載されていないので、そこがかなりレア度が高い部分だと言えるでしょう。
今回の限定車は全世界で3,000台。日本国内には240台のみの販売となっています。既に2か月程度で完売していますが、街中で限定車を見かける機会もあるかもしれません。中古として売り出された際には、早めの在庫確保は必須です。
MINIが作る電気自動車とは?
さて、電気自動車化が声高に叫ばれている2021年ですが、現状MINIにも電気自動車は存在します。ただしそれは完全なEVではなく、PHVです。後輪はモーターで駆動するようになっていますが、前輪はガソリンエンジンでの駆動です。
4輪駆動で走ってくれるので、非常にパワフルな走りを楽しむことが出来る1台だといえるでしょう。もちろん、今後も開発が進み完全なEVも販売開始されるはずなので、今後の続報に期待していきましょう。
まとめ
というわけで、今回はイギリスの自動車ブランドであったMINIについて詳しく解説してきました。現在はBMWの傘下に入り、ドイツ車として製造されていますが、MINIが持つ可愛さは途絶えることなく今後も語り継がれていくことでしょう。
今回ご紹介したようなスポーティーモデルが登場すると、従来のMINIとどう違うのか、走り比べて見たくなるのが、MINIの本当のファンの方かもしれません。今まで「MINIは馬力が無いから」と敬遠されていた方にも、是非ともおすすめの1台だと言えそうです。