とお悩みの皆さん!
日本ではまだあまり普及していない電気自動車に不安になってしまったり、でも新しいものへ少なくない好奇心を隠せなかったりですよね。
そんな皆さんのために、ここでは電気自動車ってどんなものなのか、メリットデメリット、おすすめの人気モデルなどを紹介しちゃいます!
電気自動車ってどんなもの?

電気自動車とは、今までガソリンを燃料にしていた自動車が100%電気を動力として走ることが出来る車のことです!
まさに、名前の通りです。
電気自動車は、電気で動いているのでCO2や排気ガスを全く排出しません!
なので、環境にやさしい「エコカー」としての呼び声も高いです。
環境にやさしいということで世界で大注目となっているのが電気自動車です。
しかし、そんな時代の最先端といえる電気自動車も日本ではまだまだ広くは普及されていないのが現状です。
さらに、今までのガソリンで走る車と走行可能距離や充電設備の有無、価格も異なっているので、購入をためらってしまいがちです。
そこで、ここからは電気自動車のメリット・デメリットを詳しくお話ししていきます!
電気自動車のメリット

騒音や振動が少なくて快適、なめらかな加速も魅力的
電気自動車は従来の車とは違って、エンジンを搭載していません。
そのため、エンジンが発する騒音や振動が全くでないのです。
揺れが少ないので快適に走行できるほか、ご家族に車酔いしやすい方がいても安心してドライブを楽しむことが出来ます!
また、ガソリンエンジン車では実現できないモーター駆動によるリニアでなめらかな走りによって、今まで体験したことのない新感覚の加速を生で実感することが出来ます。
気になった方は一度試し乗りをしてみてはいかがでしょうか?
工夫次第で走行コストを削減できる
電気自動車は、乗り方や充電方法などのプランによっては、一般的なガソリン自動車よりも走行コストを抑えることが出来ます。
例えば、日産の「使いホーダイプラン」では、月額2000円で全国に設置された6000基にも近い充電器が使い放題になります。
このように、月額プランを利用するなど様々な工夫をすることで、過疎リンエンジン車よりも走行コストを安く抑えることが出来るのです。
ランニングコストが安い
電気自動車の動力源はガソリンではなく電気です。
ガソリンは原油価格変動の影響をもろに受けてしまうため、価格は安定せず今後ますます高くなる傾向がみられています。
しかし、発電方法が多様な電気エネルギーでは、原油価格変動の影響をほとんど受けずに、安定して安く抑えることが出来ます!
さらに、自宅の電気料金プランや電力会社を見直すことでランニングコストをさらに下げることも期待できます!
また、ガソリンスタンドに行かずとも寝てる間に自宅で充電できることは電気自動車ならではの魅力です!
非常用電源として使える
どういうことか簡単に説明すると、家用のモバイルバッテリーみたいなものです。
Vehicle to Homeという機械を通すことで、電気自動車に蓄えた電気を家庭に流入することが出来ます。
この機械のおかげで停電や災害時などの非常用電源として活用することが出来るのです!
日本に住んでいる限り、地震や津波、台風などの災害からは逃げられません。
そんな災害時に非常電源として活用できるのは、嬉しいですよね。
二酸化炭素を全く出さない
購入者的には、あまりメリットとなりませんが、二酸化炭素を全く出さないというのは環境問題にとって脅威のメリットとなっています。
さらに、排気ガスも出さないため健康面でもやさしい車といえます。
電気自動車のデメリット

もちろん、メリットもあればデメリットもあります。
ココでは、それを踏まえたうえでどうするのべきかをお話ししていきます。
充電に時間がかかる
電気自動車は、給油が数分で完了するガソリン車と違い、充電するのにそれなりに時間がかかってしまいます。
スマホの充電が一瞬で100%にならないのと一緒です!
例えば、一般家庭用の100Vコンセントでは、40kWhバッテリー搭載車では、0から100%まで充電するのに約16時間、パーキングエリアなどに備え付けられてる急速充電器を使っても80%まで充電するのに40分程度かかります。
ですが、遠出するのではなかったら寝ている間の約8時間で十分間に合いますし、パーキングエリアの40分もご飯を食べている間に過ぎていきます。
唯一避けられないことは、自宅以外で充電をする場合に、先に他の車が充電している可能性があるということです。
残念ながら、これは避けられません。その場合には、その車が充電を完了するまで待たなければいけません。
しかし、将来的に見ればこれからどんどん充電器も増えていくのでこういったことも起こりにくくなることが考えられます。
無充電で走行できる距離が短い
ガソリン車は、コンパクトカーならガソリン満タンの状態から500㎞程度、セダンなどは600~700km程度走れる車種が多くあります。
しかし、タイトルにもなっているように電気自動車は無充電、電力100%の状態から0%までぶっ通しで走っても300km~450km程度とガソリン車に比べると劣ってしまいます。
ですが、300kmというのは、東京から名古屋まですっぽり入ってもまだ余裕があるくらいの距離です。
450㎞というと、兵庫まで行けます。
さらに、家庭で毎晩充電できるので普通に自家用車として乗るならガソリン車よりも全然楽ちんですよ!
ガソリンがあとちょっと…といったストレスからも解放されます!
充電設備が乏しい
ガソリンスタンドは、全盛期から半分以上数を減らしているのにも関わらず全国で約3万箇所も設置されています。
それに対して、電気自動車の急速充電器は全国に約7千5百箇所しか存在していません。
ガソリンスタンドに比べてその数はなんと4分の1です。
一回の充電で30~40分程度かかってしまう電気自動車の補給所はただでさえ数が欲しいのに、日本ではまだこれだけというのが事実です。
さらにそのうちの30%程度が東京に固まっているので、地方住みの人は電気自動車を買うメリットが薄いです。
この問題に関しては、電気自動車の普及とともに改善されていく問題なのでどうしても電気自動車がいい!という思いがない方は、時代が電気自動車に追いつくのを待ったほうが賢明かもしれません。
電気自動車はこんなことが出来る!
高い加速力で1段上のドライビングを楽しめる!
ドライビングは最高出力と最大トルクといった走行性能で決まります。
最高出力と最大トルクが優れているものほど、大きい加速力が生まれ気持ちのいい爽快なドライブを堪能することが出来ます!
その秘密は、電気が動力なので走り始めた瞬間から最大トルクを得ることが出来るので、ガソリン車では絶対に味わうことのない経験を体験できるでしょう。
休日は首都高を乗り回しているような自動車好きにはたまりません!
様々なシステムを好みでカスタマイズ出来る!
電気自動車には、ガソリン車にはないEV専用のナビゲーションシステムやネットワーク機能が充実しているので、そういった車種を選ぶことも大事になってきます。
到着予想エリアマップ・電力消費表示・充電スポット案内・タイマー充電・省エネルート案内など、様々な情報をドライバーに教えてくれます。
さらに、乗る前にエアコンをつけて車内を快適な空間にしておくことも出来るし、走行履歴や平均燃費などをスマホで操作することもできます。
EV専用のシステムが充実していれば、無駄なく楽しく、しかもより安全な運転を実現することが出来ます!
専用アプリで管理も簡単!
車種によっては、専用のアプリが付属しているものもあります。
そのアプリがあれば、先ほど言ったようなバッテリーの残量確認やエアコンの遠隔操作、車両状況の確認がらくらく行えるため、車の管理がとても簡単になります!
わざわざ車に行かなくても車両の状況を確認できるので、時間を有効に使いこともできます!
補助金支給・免税対象の車種もある!?
最初に言った通り、電気自動車は「エコカー」になるため、補助金制度・エコカー減税対象車にあたります。
そのため、国や自治体ごとの補助金・免税対象となっている車種を購入することで、かなり安く済ませることもできます。
補助金は、「一般社団法人次世代自動車振興センター」に申請を送り、審査後に交付される仕組みになっています。
少し面倒に感じるかもしれませんが、そのひと手間でお金が浮くと考えたらやって損はないでしょう!
税金の面でも優遇されている

自動車取得税
自動車取得税とは、自動車を取得した際に購入金額に応じて課される地方税です。
新車の場合、取得価格の3%が自動車取得税となります。
取得価格とは、新車価格 × 0.9 + オプション料で計算される価格のことです。
およそ300万の車を購入した場合、自動車取得税は約10万円にもなります。
10万もあったら、2泊3日程度の海外旅行にも行けるような金額です。
そんなお金を無駄にはしたくないですよね?
なんと、電気自動車の場合、この自動車取得料が免除されるのです。
この差は大きいですよね!
自動車重量税
自動車重量税とは、車の重さに応じて課される税金のことです。
0.5tごとに変動していき、新車購入時と車検時に有効期間分の税金をまとめて支払う義務があります。
重さ1t~1.5tのガソリン車の場合、購入時に36,900円、その後車検の度に24,600円も支払わなければなりません。
ある意味、自動車取得税よりも厄介かもしれません。
電気自動車には、なんとこの自動車重量税にも優遇措置があります。
具体的には、新車購入時と2回目までの車検は自動車重量税がタダ!
その後の納税も、ガソリン車と比べるとかなり安くなっており、同重量の場合、15,000円しかかかりません。
2年に1回の車検でこれだけ浮くのは、かなりお得です!
自動車税
自動車税とは、毎年四月一日に自動車の所有者に課せられる税金です。
年度の途中で購入した場合は、購入した月の翌月から次の3月までの月割分を支払うことになります。
税額は、車の用途と総排気量によって決まります。
電気自動車は、電気で動いているので当然排気量は0ですし、さらに「グリーン化特例」という制度があるため、登録翌年度の自動車税から22,000円が減税されます。
このように、電気自動車にすると、さまざまな優遇措置を受けることができるので、是非活用していきましょう!
人気のEVモデル5選
テスラ モデルX

わずか3.1秒で時速100㎞まで加速できるのは電気自動車ならではの魅力!
ゆったりとしたスペースが確保できるので、大人7人もらくらく座れ、荷物スペースまでばっちりオーケーです!
衝突回避能力と自動緊急ブレーキシステムが標準で付属しているため、不測の事故にも安全性が高いです!
さらに、医療用フィルターも搭載しているので、花粉症の人やアレルギーの人でも快適に乗れます!
12個の超音波センサー、8台のサラウンドカメラのおかげで360°どこでも確認できるので、安全性が高いことも魅力の一つです。
航続距離も565㎞と電気自動車の中ではトップクラスの持続力を持っています。
日産 e-NV200

荷物だけでなく、電気も運ぶことが出来る商用EV。
容量も40kWhと大容量のバッテリーを搭載することで航続距離は300kmに達しています。
また、4種の走行モードを選択しながら走行することで、状況に応じた走りが実現されているので、とても走りやすいと評判です!
さらに、電気を使える時間も大幅に向上しているので”走る蓄電池”としての利用価値も高まっています。
エコカー減税によって最大で約42万円もの値引きが可能となっていることも魅力の1つです!
フォルクスワーゲン e-Golf

世界で愛されて累計3500万台も売れているゴルフそのままのスタイル、実用性を兼ねそろえた電気自動車。
最新の安全運転支援技術の搭載によって今までのGolfがそのままパワーアップしたような乗り心地。
さらに、防音設計が大幅に強化されており、静かでパワフルな運転を楽しめます!
重心が極めて低いため、コーナリングも通常のコンパクトカーの比にならないくらいの安定感があります!
三菱モータース i-MiEV

なんといってもまずはその可愛い見た目です。
航続距離は164㎞と比較的に少ないですが、通勤用・買い物用・近場用など、主に日常使いで乗る方に人気の電気自動車です。
軽自動車譲りの小さなボディのおかげで小回りがよく利き、そのかわいらしい見た目も相まって女性の方にとても人気です。
さらに、特徴的なエクステリアや中央に配置されたバッテリーなどによって抜群の安定感があります。
私が車を2台持ちにするなら、1台はこのi-MiEVにしたいと考えています!一目ぼれってやつです(笑)
気をつけなければいけないのが、100Vの充電ケーブルがディーラーオプションとなることくらいですね。
BMW BMW i

何といっても一番の魅力はそのBMW i3オリジナルのボディ構造にあります。
車体の上部と下部は、それぞれ独立した2つのユニットに分かれていて、下部には高性能なリチウムイオンバッテリーやその他の駆動システムを搭載しています。
そのため、上部にはゆったりとしたゆとり空間が設けられています。
ボディには、アルミニウムよりもさらに軽いといわれているカーボンファイバー強化樹脂を採用しているため、見た目からは想像もできない軽さを誇っています。
もちろん、そのこだわり抜いたボディと相まって乗り心地は抜群!さらに、外観はとてもスタイリッシュでカッコいい!
この車に乗っていたら、道行く人から羨望のまなざしを集めることは想像に難くないですね。
日産 新型リーフ

日本の電気自動車の代名詞ともいえるリーフ。
日産ゼロエミッションサポートプログラムによって、安心で便利なサービスを受けられることも魅力の1つです。
EV専用のナビシステムも優秀で、iPhoneを大画面で直接操作できる「App CarPlay」にも対応しています。
また、リーフならではの機能として画面に映る情報の見やすさがあります。
画面上にバッテリー容量・プロパイロット・パワーメーター・予想充電時間表示などをグラフィカルに表示してくれるので、ドライバーにとってはとてもありがたい機能になっています。
私は運転がへたくそなので画面が見やすいとそれだけで魅力的に見えてしまいます(笑)
まとめ
随分と長くなってしまいましたが、今回の記事のまとめとしては
- 環境にやさしい・ドライブが好きな人に向いている
- 静かに移動できるので赤ちゃんがいる家庭におすすめ
- インフラがまだ未整備
- 都内在住以外はまだ不便
- 税金的に見ても超お得
といったところです。
本記事を読んで、電気自動車についての理解・意欲が深まってくれれば幸いです。