ATのキックダウンという言葉の意味を、ご存じでしょうか。なんとなく聞いたことはあるけど、今更聞けないという人のためにATのキックダウンという言葉の意味を詳しく解説していきます。また、意味だけではなく危険性や対処法なども解説するので、いざという時のためにもしっかり覚えておきましょう。
ATのキックダウンとは?

ATのキックダウンのATとは、いわゆるオートマチックトランスミッションのことです。自動的にギヤを変速させてくれる仕組みになっていて、常に燃費がよく効率的な回転数をキープできるようになっています。
キックダウンとは、アクセルを床まで踏み込んで自動的に低速ギアに切り替わらせることを指します。そうすることでエンジンの回転数が上がり、急加速を可能にします。ただし、雪道やカーブなどで行うと危険なため、キックダウンをするときには注意しましょう。主に高速道路での追い越しや、坂を上るときなどに使用される技術です。
かつてはシフトダウン時の変速ショックが大きいために、キックダウンという言葉がぴったり当てはまる動作でした。もっとも現在では車の性能が向上したために、キックダウンというほど荒々しい動作ではなくなりました。
キックダウンの誤作動とは

そもそもキックダウンには、どのような危険があるのでしょうか。AT車による事故が増えているのには、キックダウンが関係しているものも少なくありません。キックダウンすることによって事故が起こる背景には、ペダルの踏み間違えなどがあります。
車を運転していると、急ブレーキをかける羽目になったという体験があります。もちろん急ブレーキの理由はさまざまですが、問題は急ブレーキをかける時に焦ってしまうことにあります、焦りがブレーキとアクセルのふみ間違いを起こしてしまうのです。
パニックによりアクセルを思いきり踏み込んでしまい、車が急加速することによって事故が起こってしまいます。また、事故が起こらずとも不必要なキックダウンは車にも大きな負担をかけます。そのようなことにならないためにも、対処法をきちんと知っておきましょう。
キックダウンが誤作動しないための対処法
キックダウンとはそもそも、アクセルペダルのみでシフトチェンジを行うということです。つまり、アクセルペダルを踏まなくても、シフトレバーを操作することを覚えて、加速したいときにはシフトレバーを使うようにすれば、ある程度はキックダウンを防げます。
しかし、通常のキックダウンは普段から使わないようにすればいいだけですが、とっさのふみ間違いは防げません。その場合は、府ふみ間違いを防止するための装置を取り付けるといいでしょう。この装置は通常の運転には支障なく、アクセルペダルを思いきり踏み込んでキックダウンをしてしまったときに作動し、エンジンを停止してくれます。
保険が大事

キックダウンによる事故を見た時に、なぜふみ間違いなどするのあろうと不思議に思うことはありませんか。自分ならそんな間違いはしない、と思うかもしれません。特に車のメンテナンスをしっかりして、いつも車を使っている人にとって、アクセルとブレーキを踏み間違えるなど考えられないことでしょう。
しかし人は水をする行きもです。いつ何時、踏み間違えるかなど、誰にもわかりません。若くても年を採っていても、危険性は同じだけあります、特にパニックになって仕舞えば、普段は間違えることなどあり得ないようなことでも、間違えてしまうものです。大事故にしないためにも、キックダウンをした時にエンジンを停止できる装置はつけておく方が安全です。
いざという時の備えは、ないよりもあるに越したことはありません。決して安くはありませんが、楽しいカーライフを送るためにも、保険だと思って取り付けておくことをおすすめします。