トヨタ自動車が販売しているコンパクトトールワゴンの「ルーミー」。この車種が今、とても売れているとのことです。確かに、コンパクトでありながら広い室内空間を実現するなど、優れた特徴を持っているクルマですが、なぜ、そんなに売れているのでしょうか。
ルーミーの販売台数が伸びた理由はマイナーチェンジ
ルーミーは、ダイハツが製造・販売する「トール」の兄弟車で、ダイハツがトヨタにOEM供給している車種です。そして、ルーミーにはフロントフェイスなどのデザインが違う姉妹車の「タンク」がいて、ルーミーはトヨタ店とトヨタカローラ店、タンクはトヨペット店とネッツトヨタ店で販売していました。2020年のルーミーとタンクの販売台数を見ると、少しの差ですがルーミーの方が毎月の販売台数はタンクよりも多い状態でした。
2020年9月にマイナーチェンジ
ルーミーは2016年11月9日に初代としてデビューしました。そしてデビューから約4年が経過した2020年9月にマイナーチェンジが行われます。このマイナーチェンジをきっかけに姉妹車だったタンクが廃止されることになります。
タンクが廃止された理由は、2020年5月以降からトヨタの販売店4チャンネル全てでトヨタ全車を取り扱って販売できるようになり、姉妹車というものが不要となったからです。タンクが廃止に選ばれた理由はルーミーより売れていなかったからです。
このタンク廃止によって何が起こるのかというと、ルーミーとタンクで販売台数を二分していたものが、ルーミーに統一されることになります。例えば2019年10月の販売実績では、ルーミーは6962台、タンクはの5420台でした。これが2020年10月になるとタンクの販売台数はルーミーにカウントされることになるので、ルーミーの販売台数は11487台と1万台を超えることになったのです。
この数字をよく見るとわかるのですが、実は2019年のルーミーとタンクの合計販売台数に対して、2020年10月のルーミー単体の販売台数は7%マイナスしているのです。
ルーミー自体にも売れる魅力はいくつもある
このような数字のマジック的なことで販売台数が伸びているのも事実ですが、ルーミー自体にも多くの魅力があり、そこが購入の決め手になっているのも事実です。
マイナーチェンジした新型ルーミーは「使える!動ける広い部屋!」のキャッチフレーズ通り、コンパクトなボディに対して広々とした室内空間を持ち、人も荷物もたくさん積めて、どこへでも行ける魅力を持っています。
ボディサイズは、全長3,700mm×全幅1,670mm×全高1,735mmとコンパクトでありながら、室内寸法は室内長2,180mm×室内幅1,480mm×室内高1,355mmとクラストップの広さを誇ります。
前席は着座位置が高めで前方を広く見下ろすようなポジションになるためドライバーの視界は良好です。
後席は最大240mmも前後に動かせるので、2Lクラスのミニバンに負けない広い乗車スペースを確保。70度のリクライニングも可能で、ゆったりくつろげる空間はまさにリビングルームそのものです。
後席は6:4分割可倒式で別々にスライドが可能なため、乗員人数や荷物に合わせた幅広い使い方ができます。
ルーミーで快適なドライブを楽しむためには「CarZoot」でお手入れを

ルーミーは、お子さんが一人もしくは二人居るけどまだ小さいようなファミリーにとてもマッチするトールワゴンコンパクトカーです。ルーミーのボディサイズなら、運転を得意としない人でも運転がしやすい上に、広い室内でお子さんの乗り降りや、荷物の出し入れがとても楽です。
お子さんに手を取られるからクルマの手入れにまで時間が取れないというファミリーの方には「CarZoot」のカーケアアイテムがオススメです。プロが愛用するほどの実力を持っていながら、扱いは簡単です。購入もオンラインショッピングで可能なので、出かける必要もありませんよ。