世界中から選ばれた一握りのドライバーだけが乗ることのできるF1、かつては参戦チームも今より多く、予選落ちとなれば決勝で出走もできない程多くのドライバーが所属していた時代もありましたが、現在は10チーム20人のみとなっています。この中に2021年から新たに日本人ドライバーが加わることがご存知でしょうか?今回は詳しく紹介します。
その名は、「角田裕毅」

角田裕毅(つのだゆうき)、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、日本各地で例年のような形式での成人式が行われず、地域によっては中止や延期となったりして歴史に刻まれてしまった二十歳(ハタチ)の一人に年齢的には彼も含まれます。これまでF1に参戦した日本人ドライバーは46年の歴史で20人いますが、この若さで実力でレギュラーを掴んだ初のドライバーとなります。
日本人としては7年ぶり
日本でF1が初開催された1976年前後に6名の日本人ドライバーが単発のスポット参戦などの形でF1にエントリーしたものの、その後10年の空白がありました。1987年に初のフルタイムのレギュラードライバーとして中嶋悟がデビューし、日本グランプリも復活してからはコンスタントに日本人ドライバーが生まれていたため、7年間も日本人ドライバーが不在であったことは多くのファンにとってやきもきする状態でした。
所属チームはホンダ系
角田は4歳からカートを始め、10代後半からはF4で頭角を現すと、本場ヨーロッパに進出し、F3でも結果を残して、2020年には遂にF1の直下カテゴリーであるF2に参戦すると、予選1位を4回獲得し、決勝でも3勝を挙げるなど、年間3位と新人賞にも輝くと同時に、国際自動車連盟全体の最優秀新人にも選ばれ、一気にF1のシートを掴むことになりました。
所属チームは昨年10チーム中7位のアルファタウリ・ホンダになります。基本的にはレッドブル・ホンダのセカンドチームとしての位置づけですが、昨年はチームメイトとなるガスリーが1勝を挙げており、レースが始まると関係はありません。また、ここで活躍するとレッドブルチームに昇格して年間王者も狙える可能性もありますので、他の下位チームよりも恵まれた環境であると言えるかも知れません。
F1全体でも最年少
2021年は角田の他にもルーキーが2人います。いずれも昨年9位に沈んだハースに所属し、2人共角田よりは1歳年上となります。そのため、チーム間でのライバル争いが注目される可能性があり、さらに1人はあの皇帝と言われたミハエル・シューマッハーの息子ですから、角田は比較的集中してレースに臨み、実力を発揮できるのではと期待が膨らみます。
おわりに
これまで日本人ドライバーの最高成績は3名が1回ずつ3位表彰台を獲得しただけですので、最年少でもある角田選手にはそれをあっさり超えるような活躍を期待してしまいます。昨年、ホンダのパワーユニットはサーキットによっては王者メルセデスに対抗できるレベルまできていましたので、ラストイヤーとなるホンダの最終兵器がレッドブルとアルファタウリに進化をもたらすのか、1戦目からカーナンバー22から目が離せません。
シートは大切に

F1のチームと契約して所属ドライバーとなる事を、シートを獲得すると表現したりします。角田選手を始め今シーズンのシートを獲得した新人、復帰したベテランドライバー、チーム間移籍したドライバーもみんな大事なシートです。さて、F1レーサーでなくても、愛車を持つ方はシートを大事にしなければなりません。
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