雨の日や夜間の運転時にフロントガラスがギラつき、視界が悪くなる油膜。安全運転の妨げになるこの厄介者に困っている人は多いでしょう。最近ではフロントガラスなどはコーティングを施工し、油膜の付着を防ぐことは一般的になりました。
しかし、このコーティングも永久的に効果が持続するわけではなく、劣化による油膜発生、油膜除去そして再コーティング、とこの工程を繰り返す必要があります。油膜除去はなかなか面倒な作業と思っておられる方に効果的な方法を調査してみました。
油膜はどうやってフロントガラスに付着するのか?

油膜とは、下記の原因により油分がガラスに付着して発生します。
1. ボディワックスが雨と共に流れ落ちてガラスにこびりつく
2. 大気中の油分が雨と共に降り落ちてガラスに固着する
3. 運転中に跳ね上げた路面の油分がガラスに付着する
4. 車体各部分のコーティング剤が劣化し溶け出したものがガラスにつく
コーティングが新しくまだ効果があるうちは、雨やウォッシャー液の水分などで油分も一緒に流れ落ちますが、コーティングが剥がれ効果が薄くなってくるとガラス面に直接固着、油膜を形成することになります。
油膜の主な成分はシリコンと言われており、外からの光線がシリコン部分で散乱することで独特のギラつきを発生させます。油膜部分はプリズム現象で虹のようなものが見られますが、これが光が散乱した証拠になります。

初期の油膜の除去方法

ついたばかりの油膜はまだ落としやすく、ウーロン茶や台所用洗剤などでも対処ができるようです。これらをクロスなどに含ませてガラスを強くこすることで除去できます。ウーロン茶には油分を分解させる力があり、有効な方法とされています。
食事の際に油を分解するので中華料理ではウーロン茶を一緒に飲むのが良いとされ、テレビCMでもそのような宣伝を見たことがあるかと思います。
しかしこの方法はあくまでも初期の油膜に対するもので、かなりの頻度で行う必要があります。どうしても取り残しが起こることもあって、徐々に除去しにくくなってしまうのが欠点。そうなると油膜除去用のガラスクリーナーの出番となります。
頑固にこびりついた油膜の除去とその後のケア

この段階になるとコーティングもかなり劣化していると考えられるので、油膜除去作業をガラスコーティングと一体で行うことになります。コーティングの前にしっかりと油膜を取り除いておかないとその効果が半減しますので、専用のガラスクリーナーを使ってしっかりと作業しましょう。
多くのガラスクリーナーが市販されていますが、中には普通の洗剤程度に近い効果しか得られない製品もあるようですので選択には注意が必要です。例えば、プロが実際の店舗で使用しているようなガラスクリーナーであれば、安心して使えますので、そういった製品を選ぶのが賢明です。
また、油膜除去後のコーティングも大切になってきますので、ガラスコーティング剤との相性にも注意を払うべきでしょう。
実際の油膜除去方法ですが、代表的な施工方法は次のようになります。
1. ガラス面のホコリ、汚れなどをよく流れ落とす
2. ガラス面が濡れた状態で撥水がなくなるまでクリーナーでこすります。
3. 撥水がなくなったらクリーナーをよく流れ落とします
この状態でガラスからは油膜と劣化したコーティングが完全に取り除かれていますので、その後ガラスコーティング剤を施工すると良いでしょう。これら一連の作業はそれほど難しくはありませんので、洗車の際に一緒に行ってしまいましょう。
クリーナーを選ぶなら、こんな製品を
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しっかりした油膜除去力でガラス面を整え、その後のコーティング剤が付着しやすくするので、非常に使いやすい製品です。油膜だけでなくウロコや水垢といったガラス面に悪影響を及ぼす付着物もきれいに落とせます。スポンジや手袋、分かりやすいマニュアルも付属していますので、どなたにも簡単に施工できます。

油膜をきれいにしてピカピカにしてみてね!