皆さまが普段自動車に乗る時、その用途は様々かと思います。帰省や出張、旅行といった遠出に高速道路を利用される方も多いのでは?早くて便利な高速道路ですが、万一高速道路でトラブルを起こしてしまうと非常に怖いです。
今回は高速道路でパンクしてしまった時の対処法を説明しますので、事前に知っておいて頂ければと思います。
高速道路でのタイヤトラブル:しなければならないこと

高速道路とは文字通り、車が高速で走る道路です。100km/h、あるいはそれ以上の速度で走る自動車と接触したら大惨事は免れません。一刻も早くトラブルを解消して走り出したい気持ちはわかりますが、焦ってはいけません。まずはパンクして自動車が走行不能になった時にしなければいけないことを紹介します。

後続車に停止している合図を出す
タイヤトラブルが原因で自動車が停止してしまった時、まずしなければならないのは後続車に『車が止まってしまった』と知らせることです。
高速道路上で走行する自動車は遅くとも80km/h程度のスピードは出ているもの。
80km/hで走行する自動車がブレーキをかけてから停止するまでに前進する距離はおよそ60mにもなります。タイヤが摩耗している場合などはそれ以上にかかる可能性も十分にあります。
また、雨天時など視界が十分でない場合や視点が高いトラックの運転手など、目視だけでは前方を走っていた車が停止していることを認識することが遅れる場合もあります。衝突事故に繋がらないようにするため、必ず後続車に合図を出しましょう。手段は以下の2つです。
1.停止表示器材の設置
皆さまが自動車で高速道路を走行する際、車内に装備することが義務付けられているものとして停止表示器材があります。
赤い三角のマークを道路上に設置し、自車の停止を後続車に知らせるものです。
自車が停止してしまった場合はこちらの器材を停止してしまった位置の50m以上後方に置いてください。
停止位置に近い場所に設置しても意味がないのでご注意を。
こちらの器材は高速道路で走行時の装備が義務付けられているといいましたが、購入段階で備え付けられていない車も多いです。
高速道路を利用する前に確認し、なければ購入してください。
停止表示器材なしで高速道路上で停車してしまった場合、罰金に処される可能性もあります。
2.発煙筒の利用
多くの自動車で主に助手席の足元に設置されている発煙筒。
着火すると赤色の炎を発し、停止表示器材よりも遥かに後方から視認出来るようになっています。
こちらも停止表示器材と同様に50m以上後方に設置してください。
注意点として、必ずしも助手席の足元と決まっているわけではないので事前に確認が必要であること、5分程度しか効果がないこと、
停車の原因が燃料漏れであった場合は引火の可能性があるので使用しないことが挙げられます。
安全な場所に避難し、通報
搭乗者全員、停止表示器材などで後方に知らせる用意を完了させた後は周囲に十分注意し、防護柵より外側の安全な場所に避難してください。
助けを求める為に通報している最中に撥ねられてしまってはいけませんし、後続車の運転手を加害者にしてはいけません。
車内に残らず、必ず車外の安全な位置に避難してください。
高速道路でのタイヤトラブル:してはならないこと

先ほどしなければならないことを説明しましたが、同様にしてはならないことも少なからず存在します。ここではパンクして自動車が走行不能になった時にしてはならないことを紹介します。
車内に残らない
高速道路で自動車が停止してしまった時、ドアを開けて車外に出るのは非常に抵抗があり恐ろしいという気持ちは理解できます。しかし、車内=安全ではないことを理解する必要があります。
停車せざるを得なくなったことを後続車に十分に伝えないまま車内に残っていると、衝突事故に繋がる可能性があります。絶対に車内に残るようなことはせず、停止表示器材などを設置したら速やかに車外に避難してください。
高速道路上を歩き回る
車外へ避難するとき、通報中など高速道路上を移動しなければならないことはあります。
しかし、その全ての移動は可能な限り安全なルートを通ってください。
パニックになってあちらこちらを歩き回ってしまうと、事故に繋がりかねません。
どこをどう移動するか、今は車外に出て大丈夫かをしっかり確認してから移動を開始するようにしてください。
最後に

いかがだったでしょうか。今回は高速道路上でのパンクトラブルについて説明しました。整備などを普段からされていても、何が起こるかわかりません。高速道路上で停止してしまう可能性も考慮して、しっかり対処法を学び、車内を点検してから高速道路を利用するようにしてください。

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対処法を知っておいてね!