信号機は一時的に故障したり点検中には、警察官が手旗信号でドライバーを誘導します。手旗信号の意味は運転免許の講習で教わるはずですが、皆さんは覚えていますでしょうか?手信号は頻繁に遭遇することがではないため、忘れてしまっている人の方が多いかもしれません。遭遇した時のために今回は、警察官の手旗信号や誘導棒の意味を紹介します。
手旗信号の意味を知ろう

手旗信号の意味を忘れてしまっても、何となく理解して無事に停止・運転できるかもしれませんが、手旗信号の意味は予め覚えておいた方が安全です。たまに信号機は動いているのに警察官が手旗信号をしていることもあります。この場合は警察官の手旗信号に従うのが正しいです。では、赤信号・黄信号・青信号・右折・左折にはそれぞれどういった動きで誘導するのでしょうか?
青信号
青信号の場合は、警察官が横向きに立っていて両手を平行に広げています。皆さんは止まってほしい時に正面に向かって両手を広げると思いますが、そのポーズを横から見た姿が青信号です。例え信号機が赤だったしても、警察官が青を示していたら通ってOKです。
黄信号
黄信号の場合は、警察官が横向きに立っていて両手を上げています。青信号では両手を横に広げていて、黄信号ではバンザイをするポーズになります。重要な点は警察官が横向きに立っていることです。正面もしくは背中を向けている場合は赤信号なので、ちょっとややこしいですが、とにかく横を向いていれば通ってOKということです。
赤信号
赤信号の場合は、こちらを正面にもしくは背を向けて両手を平行に広げています。腕を下ろしている警察官もいますが、こちらに正面にもしくは背を向けていれば赤信号です。警察官がこっちを向いている、あるいはこっちに背中を向けている時は赤信号と覚えておきましょう。
右折・左折
右折・左折の場合は、警察官の指示に従ってゆっくり動きましょう。進んでいい時や待ってほしい時なども指示が出ます。警察官を見てゆっくりと右折・左折し、ドライバーも周りに車がきていないか確認して進みましょう。
誘導棒の場合

手旗信号の他、夜間などでは誘導棒で指示する場合もあります。誘導棒の場合はとくに難しいことはなく、しっかりと覚える必要はあまりないですが、こちらも知っておいて損はありません。では続いて、誘導棒の信号の動きを紹介していきます。
赤・黄・青信号
こちらを正面・背中を向けて誘導棒を横に振っている時と、正面・背中を向けて誘導棒を上にしている時が赤信号です。横を向いている時は青信号です。黄信号は、横を向いていて誘導棒を上にしています。手旗信号と同じで、横を向いていれば青・黄、正面・背中を向けていれば赤と覚えておくと良いです。
ドライバーの合図も知っておこう

右折左折・停止などをする時は車のランプ点灯で周りに知らせるのが基本ですが、故障などによって正常に作動できなくなることもあります。その場合は窓から腕を出して、自分で合図をします。合図の動きも決まっているため、万が一の時のためにこちらも覚えておきましょう。
右折・左折する時
右折する時は右腕を平行に広げるか、左腕を上に曲げます。左折する時は右腕を上に曲げるか、左腕を平行に広げます。右ハンドルか左ハンドルかによっても平行か曲げるかが違います。
徐行・停止する時
徐行・停止する時は腕を斜め下にします。右手でも左手でも同じです。前の車が、窓から腕を出して斜め下にしている時は、こちらもブレーキを踏みながらゆっくり運転しましょう。
バックする時
バックする時は腕を斜め下にして、前後に振ります。手のひらを後ろに向かって振るのがポイントです。追突事故を防ぐためにも、バックの合図はとくに覚えておきましょう。
まとめ
以上、手旗信号の意味を詳しく解説してみました。覚えにくいと感じるかもしれませんが、警察官がこちらに正面・背中を向けていれば赤信号、警察官が横に立っている時は青信号か黄信号と覚えておくと分かりやすいのではないでしょうか。前の車が窓から腕を出して合図をするのは滅多にありませんが、一応知っておくとトラブル防止になるためおすすめです。