あなたは、静岡県にある清水港がどんな港なのかご存知でしょうか？また、2020年の輸出額が下がってしまったというニュースは見られたでしょうか？今回は、どうして清水港からの輸出は減ってしまったのか？その要因について詳しく解説してきます。
静岡県の清水港とはどんな特徴があるのか？
静岡県にある清水港は、日本で一番深い駿河湾に面した港です。水深は何と2,550mもあり大型の船も悠々と入る事が出来る大きさがあります。
さらに、波も穏やかで水産物も豊富にとれることから、ビジネスだけでなく、観光目的でも多くの人が訪れる港となっています。中部地方には欠かせない大型港だと言えるでしょう。
清水港の輸出額が8年ぶりの低水準！その理由とは？
清水港の2020年輸出額は8年ぶりの低水準を記録しました。2020年の総輸出額は1兆6685億円で、前年からみて8.5％の減少となっています。この水準は8年ぶりの低水準で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が関わっていると言われています。
清水港の主力輸出品は、二輪車や自動車、エンジンなどですが、原動機（20.3%減）、二輪車（27.5%減）、自動車部品（19.1%減）といずれもかなりの減額幅です。国外でのバイク需要、自動車需要が一気に下がってしまい、今回の事態が発生したと見られています。
年の後半には電気自動車生産などの影響で、一気にV字回復をしましたが、それでも前半の落ち幅を補う事は出来ず、結果的に8.5％減の大幅な下落となってしまいました。その中でも輸出が増加したのは医療機器など科学光学機器で、21.0%の増加となっています。
本来は航空機で運ぶ予定だった医療機器などが、航空機の欠航などで船を使って輸送することになったためです。医療機器はどの国でも不足するものなので、今後もこの流れは続いていくことでしょう。
清水港は今後どうなっていくのか？
2021年の清水港は、自動車部品の輸出が一気に回復するのでは？と見られています。自動車業界は、カーボンニュートラルに向けた電気自動車の生産でV字回復を見せています。この流れは2030年代まで続いていくはずなので、自動車関連の輸出はどんどん増えていくでしょう。
また、航空機の減便による精密機器や医療機器の輸送も同様に増えていくのではないかと見られています。電気自動車の製造には精密機器が欠かせないからです。2021年の結果に期待していきましょう。
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というわけで、今回は静岡県の清水港からの輸出が8年ぶりの低水準になってしまった。というニュースを詳しく解説してきました。2020年は悲惨な年になりましたが、2021年はいくらか復活を見せてくれることでしょう。
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