雨は降っているけど、どうしても車に自転車を積んで出かけなければならない。急な雨で、外出中の家族を迎えに行くことになったが、そういえば自転車で外出していた。このようなシチュエーションの経験はありませんか。最近は温暖化の影響で、日本列島に大雨や急な降雨が増えてきており、雨天時に自転車を労なく積める車の需要は高まると思われます。そんな時に便利な車を〇台紹介します。
雨だからこそこだわりたいポイント

晴れや曇り空、つまり雨以外の時と雨天時で自転車を積む時に何が大きく違うかというと、車内が濡れる点、積み込む間に自分が濡れる点だと思います。自転車によっては折り畳めたり、一部分解が可能で、それを行った上で積み込むタイプもありますが、雨の日にはできるだけスッと出し入れでき、フロアをなるべく汚さず、仮に汚しても拭きやすい。そんなアメニモマケズな車を厳選しました。

日産 X-TRAIL
最初は、アウトドア向けSUVの代表とも言える、エクストレイル。大容量ラゲッジの高さは約85cm、奥行きは約175cm、幅は約130cmとそこそこ大きめの自転車でも難なく積めることが可能です。防水性のフレキシブルラゲッジは取り外しもできますので、水洗いまでが可能です。また、リモコンオートバックドアの機能により、キーをポケットなどに入れたまま、リヤバンパーの下に足先を入れて引くだけで、自動オープンができるため、素早い積み込みも実現しました。
ホンダ FREED
2台目は、ミニバンのフリード。低床設計により、大開口のテールゲートになっているので、積み込み時に自転車を持ち上げる力をあまり必要とせず、テールゲートの真下に立てば濡れる心配もありません。シートの3列目を左右にはね上げれば、高さ約125cm、幅110cmの広大なスペースを作ることができます。さらに、2列目のシートは間に空間を持たせてあるため、自転車を立てたまま収納することができます。
トヨタ SIENTA
3台目のシエンタは、コンパクトカー。自転車を積むには3列目だけでなく2列目も折り畳む必要がありますが、出現するのは、約143cmの奥行き、約108cmの高さ、約126cmの幅を持つフラットなラゲージ。その下には床下収納スペースまでありますので、濡れてしまった小物などを置いておく事も可能です。ラインアップには車いす仕様車もあることから、シエンタの収納への意識の高さも感じられます。
ダイハツ WAKE
4台目はなんと軽自動車のウェイク。2列目と助手席を倒せばロングラゲージモードになり、なんと自転車を2台積むことができます。その広さは着替えもしやすい程ですので、街乗りだけでなく、雨天のアウトドアにおいても真価を発揮します。シートには撥水加工をほどこしており、フックやベルトなど嬉しい小物から床下には90ℓのアンダートランクまで完備。軽自動車とは思えない造りは素晴らしいものがあります。
雨の日のドライブ前にはヘッドライトをチェック

自転車を積む時は、ついつい意識が後部側に集中しがちの方も多いのではないでしょうか。雨の日はヘッドライトの役割が高まります。黄ばみやくすみがあれば、出発前に取り除いておきましょう。おススメは『CarZoot ヘッドライト 黄ばみ くすみ 黄ばみ取り』。ただ除去するだけでなく、コーティングまで施してくれるます。クロスやスポンジもセットになっています。
おわりに
今回まとめた車種には、程よい広さという共通点もあります。自転車を乗せるだけなら軽トラックの荷台やハイエースなどの大型バンでも事足りますが、あまり広いと固定が必要となりますし、固定しなければブレーキをかけたり右左折の度に動いて荷台も自転車も傷つきます。
また、自転車を横にした状態でなら積めるという車やルーフの上に載せることができる車もいくつかありますが、濡れた状態だと考えるとやはり今回まとめた車が良いのではないでしょうか。今後は除菌対策にも優れた車も登場しそうですね。

自分に合った車を選んでね!