冬特有の自然現象として吹雪(ブリザード)があります。運転中に遭遇した場合は非常に危険で厄介です。停車して収まるのを待てる状況であれば問題ありませんがそうではない場合もあると思います。これから初めて寒冷地に旅行や仕事などで車で行く予定がある方は不安に思っておられませんでしょうか。そこで今回は吹雪の中で運転に気をつける点について紹介します。
吹雪、傾向と対策

吹雪には、雪として空から地上に落ちるまでに激しい降雪となった状態のものと、地表に積もっていた雪が強風で舞い上がる状態のものがあります。いずれも運転中の視界を著しく悪化させる点に関しては変わりはありません。

ホワイトアウト
吹雪で視界一面が真っ白になり、遠近感や方向感覚に錯覚を起こしてしまう事です。これは風が弱くても降雪量が多い場合や、降雪がなく積雪だけの状態でも光の反射が原因で、あるいは霧でも起こることがあります。
アクセルとブレーキ
まずは速度を落として無理のない運転を行います。ブレーキをつかいながら運転することで、ブレーキランプが点灯するので、後続車に場所を知らせる効果もあります。急ブレーキは路面が濡れていたり凍っていたりするため危険です。
ライト関係
昼間の運転時に視界が見にくくなったら、先ずはヘッドライトを点灯させます。それからハザードランプもONにして自車の前後を走る車と追突する事を予防します。また、前項と同じくブレーキランプも有効です。夜間運転時にヘッドライトに雪が反射してホワイトアウトのように感じてしまう事も稀にあるので覚えておきたいですね。
ワイパー関係
降雪していない場合でも、前方や対向車あるいは追い越しなどでトラックを始めとした大型車が接近する可能性があります。大型車からは雪煙が飛んでくる事が殆どですから、出来れば近づいてくる前から作動させましょう。逆に、自分自身が大型車を運転しているのであれば、周囲の車両への配慮が欠かせません。
また、雪が積もってワイパーの動きが悪くなってきた場合は、ボディの他の部分にも積雪が及んでいる可能性が高く、周りの車から目視されにくくなっていますので、安全な場所に停車させて除雪を行なってから再始動しましょう。
吹きだまりについて
信号待ちなどでの停車中も注意が必要です。周辺の道や土地より低い位置にある道路や逆に高い位置にある道路では、境目に強風で飛ばされた雪が吹き溜まりになることがあります。それらの雪が停車中に排気口から中に入ってくることにより、排気ガスが逆流し、ひどい場合は車内が一酸化炭素で充満してしまいます。
命に関わりますので、運転を続ける場合は、こまめにチェックや除雪を行うことが重要です。また、吹き溜まりの所を運転で通過する場合は進行は困難を極めますので、道路の除雪や融雪が必要になってきます。
おわりに
吹雪の中の運転で大事なことは、ライトの点灯、スピードを落とすこと、車間距離を保つことが大事だと分かりました。そして吹雪といっても風向きや風量によって毎回起こる事象は違う事もわかりました。
振動や強風によって車が揺れたりハンドルをもっていかれる事も考えられます。また、無事吹雪ゾーンを抜けたとしても、体は思ったより疲労がたまっている状態になっていますので、落ち着いたら休憩を取るようにしましょう。
窓ガラスも万全に

吹雪とドライバーの視界の間には窓ガラスがあります。寒冷地への出発前にはもちろんの事、普段からガラスの撥水には注視しましょう。『CarZoot 車 ガラス 撥水 コーティング ウィンドウ フロントガラス 窓ガラス コート』は、撥水効果が約1年も持続する高耐久フッ素ガラスコーティング剤です。
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