普通のドライバー免許ではなく、ライセンスと呼ばれる免許があることをご存知でしょうか?有名なのは国際A級ライセンスでしょう。実は、他にも多数の種類があるのです。
今回はライセンス11種類について簡単にご説明します。それぞれの違いを理解したい方は必見です。
車のライセンスの種類11個!

こちらでは4輪自動車競技用のライセンスについて解説します。
競技参加者(エントラント)
極めて特殊なライセンスであり、チーム監督になるために必要なライセンスです。本格的なレースに関しては、基本的にチームを組みます。その監督になるためには、独自の競技参加者(エントラント)と呼ばれるライセンスを取得しなければなりません。

スーパーライセンス
ドライバーとしての最高峰のライセンスです。世界的なレースであるF1に出るためのライセンスであり、限られた方しか保有していないものです。
国際Aライセンス
スーパーライセンスに準ずるものであり、スーパーライセンスを取得するために必要不可欠な資格です。
国際Bライセンス
- WEC
- WTCC
- スーパーフォーミュラ
- スーパーGT
以上のような競技に参加するために必要不可欠なライセンスです。こちらのライセンスを保有することで、F1以外の様々な国際的な有名レースに出られるようになります。
国際Cライセンス
国際Bライセンスで出場できる国際格式のレース以外のレースに出るために必要になるライセンスです。主に小規模な国際レースに参加できるようになります。
国際Rライセンス
国際ラリーに出るためのライセンスです。
有名なところだと、
- WRC
- APRC
- ダカールラリー
などがあります。取得することで世界的なラリー競技の多くに参加できます。
国際ドラッグライセンス
国際的なドラッグレースに参加できるようになります。ドラッグレースとは、直線コース上から発進し、ゴールまでの時間を競うモータースポーツであり4輪スポーツとしては最高速を誇ります。ちなみにバイクによるドラッグレースも行われています。
国際ソーラーカーライセンス
国際的なソーラーカーレースに参加するためのライセンスです。ソーラーカーレース鈴鹿などが有名です。
国内Aライセンス
レース競技に出るために必要なライセンスです。コース上に同時に複数台の車がある状態の競技に参加できるようになります。
国内Bライセンス
- サーキットトライアル
- ダートトライアル
- ジムカーナ
- ラリー
以上の競技に参加可能なライセンスです。
公認審判員(オフィシャル)
レースを管理する側が必要になるライセンスです。コース・計時・技術の3部門あります。
まずは国内A級ライセンスを目指そう!

国内ライセンス自体はそれほど難しいわけではないので、まず目指すべきは国内A級ライセンスです。A級ライセンスを保有することで、レース競技に参加できます。B級ライセンスは、タイムトライアルなど、同時に車同士が競い合う競技には出られません。物足りなさを感じて、B級ライセンスからA級ライセンスを目指す方も増えているのです。
ではそうすれば国内A級ライセンスを取得できるのでしょうか?B級ライセンスをすでに取得している場合は、サーキットトライアル・ダートトライアル・ジムカーナ・ラリーなどに参加し完走していることが求められます。また公認サーキットで25分以上のスポーツ走行をしており、コース側から証明を受けられる場合もOKです。
あとは講習に出て、筆記試験と実技を受ければA級ライセンスが取得できます。難易度的には高いものではないので安心してください。
まとめ

車の免許の一つであるライセンス11種類についてお伝えしました。種類が多くて混乱する部分もあるかもしれませんが、国内と国際がある点、および競技者と管理者がある点について把握しておけばOKです。
目指すべきは国内A級ライセンスです。A級ライセンスを取得すればレースに出場できるため、自分の運転技術を試せます。難易度が高いわけではない点もおすすめする理由の一つです。
