車は修理費が高額なのではないかと、気になりませんか。そのため、脱輪した後でも見た目や運転したときに違和感がないからと、特に気にすることなく運転を続けてしまうこともあります。しかし、本当に修理費は高額なのでしょうか。脱輪したときの損傷や費用などを詳しく解説します。
脱輪で損傷するのは

車が脱輪したときに受ける損傷は、足回りが多いです。足回りを損傷したのに放っておくと、とても危険です。後々大事故につながる可能性も大きいため、必ず脱輪後はプロに見てもらい、損傷がある場合は直すようにしましょう。
しかし、脱輪による足回りの損傷といっても多岐にわたります。単純なものではタイヤのパンクや、付け根の部分が損傷してタイヤがずれてしまうなどがあります。または車体の下部が損傷し、何らかの液体が漏れてしまうこともあります。特に冷却水がすべて漏れてしまった場合には、車を走らせることもできなくなるでしょう。無理には知らせてしまうと高額な修理費がかかることもあるため、注意が必要です。
車種によっては、冷却水に青や緑、赤やピンクといった色が付けてあることがあります。そのため、色水が漏れていたら車を走らせないようにしましょう。また、ブレーキも足回りに分類されます。脱輪の状態がひどいときには、ブレーキが損傷することもあり得ます。事故を起こさないためには見た目にはわからなくても、走行中に違和感を感じた時には必ず点検を受けましょう。

修理費はいくらくらい必要か

修理費はどの部分を修理するのかによって、大幅に違ってきます。基本的に消耗品は安いといわれますが、例えばパンク一つであってもタイヤを交換しなければならないとなるとそれなりに必要です。
タイヤの付け根の部品が損傷してずれている場合には、車種にもよりますが安くても三万円以上は必要です。高くなると五万円以上がかかる場合もあります。ブレーキの損傷はめったにありませんが、もし修理が必要であれば一万円から五万円程度でしょう。ただし損傷場所によっては十万円以上かかることもあります。
冷却水が漏れるほどになると二十万円以上かかることもあり、非常に高額です。後輪が落ちた場合にはマフラーなどが損傷することもあり、やはり修理には一万円からかかるでしょう。片側の前後のタイヤが落ちてしまった場合には、損傷の度合いによっても金額は変わってきますが、かなりの修理費がかかることになります。
修理期間はどのくらい必要か
ちなみに修理期間は、そこまで長くはならないでしょう。タイヤ交換くらいならすぐにできますし、その他の修理も三日から一週間もあれば仕上がります。ただし、よほど損傷がひどいときや、部品がない場合はそれなりの期間がかかります。ただし、一般的な車であれば問題はありませんが、珍しい車では部品をそろえるのにも時間がかかるでしょう。
違和感を感じたらすぐに修理へ

脱輪しても見た目に異常がなく、汚れだけ取ればいいかと車専用の便利グッズできれいにして脱輪事故は忘れてしまうこともあります。しかし、その後の運転中に少しでも違和感を感じたら、すぐに修理に持ち込みましょう。
特に音には要注意です。見ただけではわからなくても、いつもと違った変な音がする、と思ったらどこかが損傷している可能性が高いです。車の修理費は確かに高額になります。しかし、高額だからといってそのままにしておくと、大きな事故につながることもあります。
お金も大切ですが、命と安全には変えられません。脱輪から脱出した後は、必ずプロに点検してもらいましょう。すぐに修理すれば少額で済んだかもしれない損傷も、時間がたって結局高額な修理が必要なることもあります。快適なカーライフを送るためにも、きちんと修理して愛車を大切にしましょう。
