車は今は人々の生活に欠かせない存在になりました。今の車のほとんどはバッテリーで貯めた電気を使って動いています。バッテリーが弱ってくると、車の装備などが正常に動かなくなるだけでなく、最悪はエンジンがかからなくなり車を動かすことも出来なくなってしまうので、定期的に交換する必要があります。今回は車のバッテリーの交換時期とその前兆や交換の目安をご紹介します。
バッテリーの寿命はどのくらい?

車のバッテリーは、電気で動く家電やパソコンのバッテリーと同じように寿命があります。バッテリーそのものの製品寿命は3〜4年と言われていますが、製品の状態よりも車の状態によって大きく左右されると言われています。放電の激しい使われ方やバッテリー温度の高い使われ方は、バッテリーの寿命を極端に短くすることに繋がります。
バッテリーの寿命を縮める車の操作
バッテリーの寿命は車の使い方に大きく左右されるので、バッテリーの交換頻度が高い人は以下をチェックしてみましょう。
- あまり車に乗らない
- ちょい乗りが多い
- エアコンやオーディオをガンガン使う
- ライトを点ける時間に車に乗ることが多い
普段あまり車に乗らないという人の中には、車に乗ってないのになんでバッテリーが消費されるの?と疑問に思う人もいます。車のバッテリーは、車が動いていないときでも他の装備にバックアップとして電気を供給しているので、動いていなくても放電をしているのです。月に1度しか車に乗らないという人は、一週間に一度くらいの頻度で車のエンジンを始動するなどの工夫をしてみてください。
ちょっとそこまでの行動を車でしている人は、エンジンの始動を普通より多く行っています。車のバッテリー消費で一番大きいのがエンジンの始動です。一度エンジンをかけたら頻繁にエンジンを消すのではなくしばらくかけっぱなしにすることをおすすめします。
エアコンやオーディオは、車の装備の中でも消費電力が大きいのでこのふたつを同時に行っている人は注意が必要です。また夜に車に乗ることが多い人は、常にヘッドライトを点けた状態が続きます。ヘッドライトもバッテリー消費が激しいので、夜間に長時間車に乗る人は要注意です。

バッテリー交換の前兆

バッテリー交換には必ず前兆や目安があります。少しでも異変を感じたらバッテリーの交換をする準備をしましょう。
エンジンがかかりにくくなる
バッテリーに電気を溜めることが出来なくなってきているため、放電力が弱まりエンジンがかかりにくくなります。何度もエンジン始動を行っている人はバッテリーに問題がある可能性が高いです。全くエンジンがかからない場合は早急にバッテリーを交換する必要があります。
ヘッドライトが暗くなる
車のヘッドライトも、バッテリー消費が激しいのでいつもよりヘッドライトが暗いと感じたらバッテリー交換の目安です。エアコンやオーディオと同時に使った時にヘッドライトが暗くなる場合もバッテリー交換の目安となります。
バッテリーが12V以下になっている
ガソリンスタンドカーセンターなどで、バッテリーの電圧を計測してもらいましょう。12V以上であれば正常なバッテリー状態ですが、12V以下なら交換が必要です。
12V以上でも交換をおすすめされる場合がありますが、決してリーズナブルな価格ではない金額の支払いが待っていますので注意してください。
まとめ

今回は、バッテリー交換の目安や交換が近づいたときに起きる現象について要点を押さえて紹介しました。当てはまるものがあるという人は早いうちに点検することをおすすめします。今後、三密を避けるために車で通勤する人や車で移動する人が増えてくる時代になります。せっかくのドライブがバッテリーの交換を怠っただけで延期や中止にならないように、今一度自分の車のバッテリーを確認してみましょう。
