車のバッテリー上がりの具体的な原因とは何なのでしょうか?原因が分かれば、適切な対処方も分かります。
当記事ではバッテリー上がりの原因とその対処法を明らかにします。バッテリー上がりの経験がある方、バッテリーが劣化しているとの指摘を受けたことがある方は必見です。
車のバッテリー上がりの原因6選!

バッテリーあがりの原因を6つ集めてみました。一つずつ確認してみましょう。
バッテリーの寿命がきている
バッテリーは永遠に充電し続けられるわけではありません。寿命は2年から5年程度とされており、使い方によっては1年程度から徐々に受電できる量が少なくなり、バッテリー上がりが発生しやすくなります。
寿命の判断材料としては、エンジンを指導させる時のスターターモーターがあります。寿命が近づくと回転が弱くなるので、エンジンの掛かりが悪くなってきたら要注意です。またバッテリー本体が膨らみ始めているのも寿命の症状のひとつなので、定期的に確認しましょう。
車の利用頻度が少ない
バッテリーへの充電には、30分以上の走行が必要とされています。もちろん、毎回30分以上走行する必要はありません。しかし毎回のようにちょい乗りだけであると蓄電量より放電量が多くなり、バッテリー上がりが発生しやすくなります。
対処法としては、1回あたりの走行距離を少しでも長くすることです。週に1回でも良いので、1時間程度のドライブをおすすめします。
ライトがつけっぱなしである
エンジンが停止した状態でもライトは付けられます。しかしエンジンを停止したままライトを付けると発電されない状態で電気を使うことになるので、バッテリーの電気を多く消費するのです。ヘッドライトはもちろんですが、室内灯などでも電気を消費するので注意してください。
対処法としては、降りる前にライトをそれぞれ確認することしかありません。特に昼間はライトに気づきにくいので、注意してください。
半ドアである
半ドアのままで車を放置すると、室内灯などがついたままとなりバッテリーを消費させてしまいます。
降りる時に、各ドアがしっかりと閉まっているかを必ず確認してください。半ドアであると鍵がかけられないはずなので、家の敷地に車を駐車させている場合も鍵をかける癖をつけましょう。
エアコンを過度に利用している
エアコンの利用は特に問題ありません。走行中であれば、発電されているのでエアコンを使っていても、特にバッテリーに負担はかけません。しかし停車中に長時間に渡りエアコンを使いすぎると、大量の電力を消費する恐れもあるので要注意です。
対処法としては、エアコンの風量を下げるのがおすすめです。ファンを回すことにかなりの電気を使うので、風量を弱めるだけでもバッテリーの消費は抑えられます。
バッテリー液が減っている
バッテリーの中にはバッテリー液が入っています。規定の容量入っている場合は問題ありません。しかしバッテリー液は使用していくごとに蒸発するので減ってしまい、内部の極板を露出させます。内部の極板が露出すると、バッテリーの劣化が進み充電機能が弱ることでバッテリー上がりを招くのです。
定期的にバッテリー液の容量を確認することが大事です。減っている場合には補充してください。ちなみに車を整備工場などで定期的に点検してもらっている場合は心配ありません。バッテリー液も確認されているはずであり、減っている場合は補充しているはずです。

バッテリーが上がった時はどうしたら良いの?

実際にバッテリーがあがった時の具体的な対処法をお教えします。
他車に救護してもらう
いわゆるジャンピングスタートを実施しましょう。もう一台の車と運転手が必要であり、ブースターケーブルでバッテリー同士をつなげば、バッテリーが一時的に回復します。もう片方の車から電気を供給してもらうことで、走行できるようになるのです。
ジャンプスターターを利用する
ジャンプスターターと呼ばれる器具を利用すれば、他車に救護して貰う必要はありません。ケーブルをバッテリーにつなぎ、あとはジャンプスターターに電源を入れてエンジンをスタートさせるだけです。
まとめ

バッテリー上がりの原因と対処法を紹介しました。
バッテリー上がりには様々な原因があるため、日頃の車との付き合い方が重要です。特に短時間しか乗っていない方はバッテリーが劣化しやすいため注意してください。矛盾するようにも聞こえるかもしれませんが、車は乗らなければ劣化します。
バッテリー上がりが発生しても焦る必要はありません。他者に救護してもらう方法やJAFなどを呼んでジャンプスターターで解決する方法もあります。数千円で手に入るものもあるので、心配な方はジャンプスターターを購入しましょう。
