夏場のエアコンは、車のバッテリーが上がってしまう最も大きな原因です。しかし、バッテリー上がりの原因はエアコンだけではありません。エアコン以外の消費電力が多い装備をまとめたので、夏場は特にエアコンとの併用に注意しましょう。
夏場はバッテリーの消費電力が上がる

猛暑となる夏場は車のバッテリーが上がりやすく、ロードサービスに救助を要請する人も少なくありません。夏場にバッテリーが上がる原因であるエアコンは、車の装備の中でも最も消費電力が多くなっています。特に暑さが厳しいとエアコンもフル稼働させてしまうため、バッテリーには大きな負荷が掛かります。
車に搭載しているバッテリーが容量不足であったり、バッテリーの寿命が近づいているとエアコンなど消費電力が多い装備を使うことでバッテリーが上がりやすくなってしまいます。

バッテリーが上がりにくいエアコンの使い方

夏場にバッテリー上がりを回避するには、エアコンの使い方が重要です。前述した通りエアコンは最も消費電力が多いため、使い方次第ではバッテリーの消費電力を大幅に減らすことも可能です。
エアコンMAXから切り替えへ
猛暑の日は車内が高温になっているため、まずはエアコンをフル稼働させて車内を十分に冷やします。その後は空気を内気循環に切り替え、エアコンではなく送風を使用するのがおすすめです。
はじめから弱くエアコンをつけていると車内はなかなか冷えず、結果的にだらだらと長い時間エアコンを使用することになりかねません。エアコンのフル稼働は車のバッテリーに負荷を掛けますが、その後調整することでバッテリー上がりを防ぐことは可能です。
サンシェードでエアコンの効率アップ
また、車内をなるべく高温にさせないために、駐車中はフロントガラスにサンシェードを設置しましょう。最も大きな窓であるフロントガラスからの直射日光を防ぐことで、車内温度には大きな差が出ます。
車内温度が低い方がエアコンを稼働させる時間も短くなるため、その分バッテリーに掛かる負荷も少なくなります。暑い夏のバッテリー上がり対策として、サンシェードを取り入れてみてはいかがでしょうか。
バッテリー上がりに要注意な車の装備

最後に、エアコン以外の消費電力が多い車の装備を紹介します。エアコンを稼働する機会が増える夏は、以下の装備の使い過ぎにも気をつけましょう。
車のライト
ヘッドライトやブレーキランプもバッテリーの消費電力が多い装備です。夜間走行でヘッドライトとエアコンの併用、渋滞時にブレーキランプとエアコンの併用などは車のバッテリーが上がりやすいケースです。しかし、車のライトの使用は必要不可欠なものですので、バッテリー上がり対策としてはエアコンの過度な使用を控えましょう。
また、ハザードランプやルームランプも電力を消費するため、付けっ放しは避けたいところです。
リアガラスの電熱線
リアガラスの曇りを除去する電熱線も使用し過ぎには注意しなければなりません。バッテリーに負荷を掛けないためには、リアガラスの曇りが取れたら電熱線を止めるのが効果的です。ついつい忘れて付けっ放しにしないよう注意しましょう。
ワイパー
雨の日はワイパーの使用によって消費電力がアップします。雨の日は車の窓が開けられないうえ、車内の湿度も高くなりがちです。湿度を下げるためにエアコンを使用することも増えます。
特に雨の日の渋滞では、ワイパーとエアコン、ブレーキランプを併用することでバッテリーが上がりやすくなります。
カーオーディオ
エアコンやライト類ほどではありませんが、カーオーディオもバッテリーの消費電力が多い装備です。車に元々搭載されていないアンプやウーハーを繋げている場合は、よりバッテリーへの負荷が大きくなります。エアコン使用時はカーオーディオの音量を下げるなど工夫をすることでバッテリーへの負荷を減らせます。
