車のバッテリーの寿命は何年程度で来るのでしょうか?寿命がきてバッテリーがおかしいのか不良が原因なのかよくわからない方も多いはずです。
当記事ではバッテリー上がり・寿命・不良の違いについて徹底解説します。交換時期などもお伝えするので、バッテリーにお悩みの方は必見です。
車のバッテリー上がりと不具合の原因とは?

バッテリーはなぜ上がるのでしょうか?寿命と不良にはどのような違いがあるのでしょうか?こちらではバッテリーに関する素朴な疑問にお答えします。
バッテリー上がりのメカニズム
バッテリーあがりになる原因として最も多いのが、放電過多です。車に電装品を多く利用していると、使う電力のほうが大きくなるため、バッテリーの電量が少なくなります。車の起動にも差し障りが出てくることになります。
またあなたの乗り方次第では充電不足が発生することもあります。車は走行時によりおおく発電され充電される仕組みとなっているため、短距離走行だと充電量も少なくなり消耗しやすいです。
バッテリーの性能も関わってきます。大型車なのに軽自動車用のバッテリーを積むなど規格よりも小さいバッテリーを付けてしまうと、十分に電気を蓄えられません。セルモーターが回りにくくなり、エンジンの始動ができない状況も考えられます。
バッテリーの寿命とは?交換時期も確認しよう
バッテリーの寿命は2年から5年とされており、2年を超えてくるとそろそろ交換時期となります。
バッテリーですが、化学反応を起こして電気を蓄えています。具体的に説明すると、バッテリー内にある電極板に付着物がつくとバッテリー内のイオンの流れが阻害され、結果としてパフォーマンスが徐々に低下していき充電機能が落ち始めるのです。
バッテリーは必ず劣化するものであり、いずれは寿命が来るものです。10年乗る車であれば少なくても3回程度は取り替えることになるでしょう。
ちなみにバッテリーの寿命が来ているサインとしては、以下のようなものがあります。
- ライトの明るさが不安定
- バッテリー液の減りが以前より早い
- エンジンの始動に時間がかかる
- パワーウインドウの開閉に時間がかかる
バッテリー不良ってなんだ!?
バッテリー自体に何らかの損傷および故障があるため、充電そのものができない状態を指しています。考えられるのがバッテリー内のショートおよび極板の欠落などです。正常な化学反応ができないため電力を蓄えることができなくなり、車が走行不能に陥るのです。
車のバッテリーの寿命が縮む乗り方とは?

せっかくならバッテリーの寿命を伸ばしましょう。バッテリーは安いものであれば数千円のものもありますし、高いものになると20,000円前後します。ディーラーで取り付けてもらうと、値がかなり張ることもあるでしょう。
前述したように、バッテリーの寿命は2年から5年とかなりの差があります。仮に寿命を5年に伸ばせたらかなりの節約になるでしょう。こちらでは、バッテリーの寿命を伸ばすためにも、バッテリーに負担をかける乗り方についてお教えします。
30分以内のドライブが多い方は、バッテリーの寿命を縮めています。ドライブ時間が短いということは、放電されることのほうが多く充電する時間のほうが短いからです。なるべく30分を超えるドライブを定期的に行い、バッテリーの充電量を一定以上にしましょう。
エアコンやオーディオを毎回使っている方も注意してください。電気を消費するのでバッテリーに大きな負担をかけます。特にエアコンの風力を高く設定していると、バッテリーに負荷がかかるため要注意です。微風など風力を弱めて利用すると、バッテリーの寿命も自然と伸びてくるでしょう。
乗る回数自体が少ない方も、バッテリーの寿命を縮めています。充電不足に陥りやすいため、少なくても週に1回から2回はドライブしましょう。
まとめ

バッテリー上がりと寿命や不良の違い、および交換時期についてお伝えしました。
バッテリーあがりは放電過多によって発生します。充電される量よりも放電量が多くなれば、電気が足りなくなりエンジンがストップするわけです。
バッテリーの寿命は電極板に付着物がつき、充電機能が衰えてくることを指します。不良は充電自体ができないことを指します。バッテリーの交換時期の目安は2年から5年程度です。
バッテリーの寿命が縮む乗り方もお教えしました。もしも該当する乗り方をしている方は、この機会にバッテリーに優しい乗り方に切り替えましょう。
