車のバッテリーマークが急に点灯して驚いた経験はありませんか?実はそのままにしていると、大きな事故につながることも十分に考えられます。予め意味を知った上で、正しい原因を見つけて適切に対処することが大切です。
今回は、車のバッテリーマークの点灯の原因および修理が必要なのかについて紹介していきます。まあ運転を始めたばかりの人やバッテリーマークの仕様が不安な人は、今回の内容をご覧になって参考にしてください。
バッテリーマークが点灯する原因ってなんだ?
バッテリーマークが点灯する原因は、3つ考えられます。

- バッテリーに問題がある
- オルタネーターが故障している
- ファンベルトが劣化している
バッテリーマークが点灯しても、車の状態によって原因が大きく異なります。では、1つずつ原因について解説していきます。
バッテリー状態が問題であるもの
バッテリーマークが点滅する原因の1つは、バッテリーの故障や劣化の可能性が挙げられます。通常に動作できなくなったため、それを知らせるために点滅や点灯をするのです。
例えば車内の電極版に不具合が生じ、バッテリーに電気がしっかりと充電されていない場合、およびバッテリー液が足りない状態などにマークが点灯します。
またバッテリー液が不足してしている時に、点灯・点滅する可能性もあります。バッテリー液が足りなくなると電極版がむき出しの状態になるため、本来充電時に水に溶け込むはずの硫酸が電極版で結晶化をします。結果、充電機能などに問題が生じ必要な電圧まで届きません。
オルタネーターの故障
点滅する原因の2つ目は、オルタネーターの故障が挙げられます。オルタネーターは発電機であり、プラグやライトへの電気供給と同時にバッテリーへの充電にも関わります。
オルタネーターも機械であるため、古くなると劣化や故障することがあります。オルタネーターに不具合が発生すると電気供給が行われなくなるため、バッテリーへの充電が出来ずバッテリーマークが点灯します。
気が付かずに運転を続けていると、バッテリーの充電が無くなってしまい、最終的にはエンジンが停止し走行不能に陥ります。重大な事故にあう可能性もあるため、オルタネーターの整備点検は欠かさずに行いましょう。
ファンベルトの劣化や損傷
点滅する原因の3つ目は、ファンベルトの劣化による可能性が挙げられます。ファンベルトにはオルタネーターに動力を伝え発電させる役割があり、エンジンモーターの回転にも関係します。
ファンベルトの劣化で一番多いのが、ベルトの内側にある溝がすり減っている状況です。引っかかりが無くなるためファンベルトが空転するような状況になり、エンジンからうまく動力を伝達できません。最終的にエンジンの回転ができなくなり、走行不能状態になるのです。
ファンベルトの劣化している状態で走行を続けると、バッテリーが無理をした状態になってしまうので要注意です。

バッテリーマークが点滅した時の正しい対処法

マークが点灯した際は無理に車を動かそうとはせず、まずは安全な場所に車を停めてロードサービスに連絡しましょう。
点滅だけでは、原因を突き止められません、以上が発生していることだけを伝えるもの、といった理解が正解です。自分で原因を判断することは難しい状況であり、車の内部を詳しく調べる必要があります。直ぐに整備工場で原因を確認してもらいましょう。
ロードサービスの方もバッテリー上がりの車を見ただけでは、故障の原因を判断できません。近くの整備工場などに停止した車を運んでもらい、専門家の手に委ねることが肝心です。
今回紹介した通り、バッテリーマークの点滅には複数の原因が存在し、そのどれも走行に関わる重大なものばかりです。原因の特定をすることは困難なため、点滅した際は直ぐに停車し専門家に連絡し指示を仰いでください。すでに走行不能に陥っている場合は、JAFや自動車保険などを活用し整備工場にレッカーしてもらうべきです。
