しばらく車を運転していないと、いざ運転しようとしたときに、エンジンがかからない経験をする場合があります。普段ほとんど車を使わない方ならよくあることかもしれません。
自分でバッテリーを交換できるならば、その場で交換してすぐ運転ができますし、外出先で急遽バッテリー交換をしなければならなくなった際にも、対処できるかもしれません。
この記事では、車のバッテリーの寿命目安についてとバッテリーを自分で交換する方法について解説していきます。是非参考にしてください。
バッテリーの寿命目安とは?

車のバッテリーはどのくらいの頻度で交換するのがベストなのでしょうか。また、どのような状態になったら交換するべきなのでしょうか。ここでは、バッテリーの寿命目安について解説していきます。
エンジンの始動時に注目する
一番電力を使用するのはエンジン始動時ですので、かなりの確率でバッテリー寿命の予測をすることができます。いつもと違うエンジン始動になる、イグニッションを回して、しばらくしてエンジンが掛かる…といったことが起きたときが合図です。
「バッテリーが弱い=バッテリーの寿命」が近づくと、エンジンがかかりづらくなってしまいます。エンジンがかかれば乗って出かけることは可能ですが、この症状が起きた場合はバッテリーの寿命が近づいていると思われるので、早めに交換することをおすすめします。
車のバッテリーの寿命は3~4年
基本的に車のバッテリーの寿命は約3〜4年です。ただし、乗り方や車種によって年数は異なります。例えば、短距離走行が多い方や電装品関係の使用頻度が高い方は、バッテリーの寿命は短くなります。早い方では、半年でバッテリー交換にいたる場合もあります。
その一方で長い方では、10年以上バッテリーがもったという方もいます。しかし、暑い夏や寒い冬に突然バッテリー切れを起こすと危険です。やはり安心して車に乗るためには、バッテリー切れを起こさないよう定期的に交換しましょう。
その他の交換合図
バッテリーの寿命が近づくと、以下のような症状が現れます。
- パワーウィンドウの動きが遅い
- ヘッドライトが暗い
- バッテリー本体が膨らんでいる
- バッテリー液が減りやすい
- バッテリーの天板にバッテリー液が漏れている
- バッテリーの端子付近に粉がふいている

バッテリーの交換方法とは?

ここでは、バッテリーの交換方法について解説していきます。
交換に必要な道具
まずは必要な道具を準備することから始めましょう。
①ゴム手袋
②スパナ
③保護メガネ
④さび止めグリース
⑤紙やすりまたはワイヤーブラシ
古いバッテリーの取り外し
まずは、作業に入る前にエンジンを止め、キーを抜きましょう。次に、マイナスのケーブルを外します。ショートする可能性があるので、必ずマイナスから先に外しましょう。
次にプラスのケーブルを外します。取付金具やスパナがプラス端子とマイナス端子に同時に触れないように気を付けましょう。引火爆発の原因になります。ケーブルを外したら、取付金具を外しましょう。
最後に、古いバッテリーを取り外します。その後はケーブルターミナルの腐食部をワイヤーブラシや紙やすりで磨き、取付金具の腐食部を湯または水で良く洗いましょう。
新しいバッテリーの取付け
まずは、新しいバッテリーを設置します。バッテリーは極性に注意して取付け台に置き、取付金具でしっかりと固定しましょう。
次に、プラスケーブルを取り付けます。ショートする可能性があるので、必ずプラス端子から先に取り付けましょう。マイナスケーブルを取り付けます。腐食防止のために、ターミナル部にさび止めグリスを塗り、端子カバーを取り付けたら完了です。
自分でバッテリー交換ができるようになろう!

この記事ではバッテリーの交換目安と交換方法について解説しました。バッテリーは、カー用品店やガソリンスタンドなどで交換してもらわなくても、自宅または駐車場で交換することができます。この記事を参考にして、是非チャレンジしてみましょう。
