車のバッテリーが上がってしまった、あるいはバッテリーが弱ってきているように感じる……
そんな時に必要なのが車のバッテリー交換です。
この記事ではバッテリー交換時期の目安、値段の相場、またバッテリー交換の際の注意点について説明します。
バッテリー交換が必要になる目安は?

車のバッテリーの寿命はおよそ3年と言われています。もちろん走行距離などによって変化し、2年ほどしかもたない場合もあれば、4年以上もつ場合もあり、様々です。ですが保障期間が36か月間に設定されているバッテリーも多く、やはり3年というのが1つの目安だと言えるでしょう。
バッテリーが完全に上がってしまう以外にも、エンジンのかかりが悪い、ヘッドライトの光が弱い、クラクションの音が小さいなど、様々な兆候からバッテリーの弱まりを感じ取ることができます。いずれも重大なアクシデントにつながる可能性のある問題ですので、定期的にバッテリーの状態を確認するようにしましょう。
確実なバッテリー残量を知りたい場合は、カー用品店に「バッテリーチェッカー」という器具が販売されていますので、そちらを使用するのも良いでしょう。

店舗でのバッテリー交換、その費用は?
店舗でバッテリー交換を依頼する場合、まずバッテリー代としておよそ1~2万円ほど、そしてさらに工賃として1,000円ほどが相場となります。またHV車(ハイブリッド車)やEV車(電気自動車)の場合、さらに高い費用が必要です。
バッテリー交換費用を抑える方法は?

先ほど店舗でのバッテリー交換の相場についてお話しましたが、「高い!」と感じる人も多いでしょう。バッテリー交換費用を抑える方法として、代表的なものは以下の方法があります。
自分でバッテリーを交換する
バッテリー交換の手順自体はそこまで複雑ではなく、セルフで行うことも十分可能です。店舗でバッテリー交換を行う際には数万円の純正バッテリーとの交換になりますが、性能とサイズが合っていれば純正品以外のバッテリーでも交換が可能。1万円を切るバッテリーも手に入るでしょう。
もちろん工賃も不要ですが、代わりに工具を自前で用意する必要があります。絶対に必要になるのが、レンチやソケットレンチ、そしてメモリーバックアップです。バッテリー交換の際にはメモリーが消えてしまう可能性があり、メモリーバックアップは欠かせません。
レンチは元から持っている人もいるかもしれませんが、メモリーバックアップの代金だけでも工賃を上回ることを考えれば、必ずしもセルフ交換が安上がりとは言えません。
また、HV車やEV車に搭載されているバッテリーは非常に大容量のうえ、ガソリン車のバッテリーと比べてはるかに大きな電圧が流れています。セルフでの交換は大変危険なうえ、専用の資格が必要となります。HV車やEV車のバッテリー交換は、必ず店舗で依頼するようにしましょう。
オススメはバッテリー持ち込み!ただし注意点も。

いかがでしたでしょうか?今回は、車のバッテリーの交換時期について詳しく紹介しました。
以上を踏まえると、バッテリー交換が高い原因はバッテリーの代金であり、工賃は必要経費と考えるべきだと言えます。そこでオススメしたいのが、バッテリーは自分で選び、それをカーショップに持ち込んで取り付けて貰う方法です。店舗交換とセルフ交換との良いところ取りとなっています。
ただしこれには注意点があり、車種や持ち込むバッテリーの種類によっては、交換を断られてしまうケースがあるのです。そのため、事前にカーショップと相談し、そのうえでバッテリーを選べば万全です。
およそ3年に1度やってくる車のバッテリー交換。意外に頻度の高く感じるものですので、お得に交換しましょう。
