車のバッテリーって、定期的に取り替えている印象がありませんか?そもそも寿命は何年程度なのでしょうか?どうせなら寿命を伸ばして、交換コストを引き下げたいところです。
当記事では、バッテリーの寿命・交換時期の目安、さらに寿命と不良の違いについても徹底解説します。ぜひじっくり読んでみてください。
車のバッテリーの寿命って何年?

バッテリーを定期的に交換するとなると、総額で大きなコストになりかねません。こちらでは寿命の目安、および寿命を伸ばすコツについてお伝えします。
2年から5年程度が目安
寿命および交換の目安は、大体2年から5年程度とされています。車の寿命と比較すると圧倒的に短いため10年程度乗っている車であると、2回から5回程度交換している計算です。
バッテリーは高性能化しています。以前であると、1年に1回程度の頻度で交換していた方もいたのではありませんか?充電機能などが徐々に改良されているため、寿命は伸びつつあります。
しかし使い方によっては寿命を縮めることもあり、2年未満で交換するハメになることも十分に考えられるので要注意です。
バッテリーの寿命を伸ばす方法
バッテリーの寿命を伸ばす方法として、以下の3つをおすすめします。
- 定期的な点検
- 定期的な補水
- エコカーは専用バッテリーを利用する
すでにバッテリーを交換して2年程度経っていたら、点検を受けてください。劣化に気づかずに、急にエンジンがかからなくなることも考えられるからです。バッテリーの点検はテスターがある整備工場などで簡単にできます。
バッテリー液は電気を発生させるごとに水蒸気が発生し蒸発するため、徐々に減ります。バッテリー液が減り内部の極板が空気に触れるとバッテリーの寿命が縮まるので、定期的に確認し補水しましょう。
最近増えているエコカーですが、専用のバッテリーを使わないと走行に問題が生じる可能性があります。アイドリングストップ車のように短期間で充電と放電を繰り返す車もあり、通常のバッテリーだと対応しきれず寿命を縮めることもあるのです。自分の車にマッチしたバッテリーを利用しましょう。

不良?寿命?バッテリー不具合の判断材料とは?

- 寿命の場合・・・充電すればしばらく動くがすぐにバッテリー上がりが再発する
- 不良の場合・・・充電そのものができず走行不能に陥る
バッテリーの寿命と不良を判断する基準は、充電機能の有無です。一般的にバッテリーの寿命で劣化するのは極板です。極板が化学反応することにより充電できるようになりますが、化学反応できる部分が十分に残っていないと充電機能が弱まります。結果、多少は充電できてもすぐに切れてしまうわけです。
家電製品に置き換えると分かりやすいかもしれません。電動式ひげ剃りを利用していると、最初は1回の充電で3日や4日、それ以上も使えます。しかし1年や2年使っていると、1日で充電が切れるようになります。同じような状況が車のバッテリーでも起こっているのです。
バッテリー不良の多くは、部品や構造に何らかの問題が生じています。正常な化学反応ができず、充電そのものができないため走行不能に陥りやすいです。
不良でも寿命でもない!容量の小さいバテリーの取り付けには気をつけよう
寿命や不良に関係なく、不具合が生じることもあります。バッテリーには容量があり、車ごとに適切なタイプがあるのです。
バッテリーの容量は、性能ランクを確認すると分かります。バッテリーには[55B19L]などと規格が掲載されているはずです。最初の55の部分が性能ランクを示す数字で、大きくなればなるほど性能が高いことになります。
大型車なのに低容量のバッテリーを使えば、当然電力が足りなくなりバッテリーあがりが発生しやすくなります。適切な容量がわからない場合は、カー用品店やディーラーなどに相談して確かめてください。
まとめ

車のバッテリーの寿命と交換時期の目安をお伝えしました。寿命は2年から5年程度であり、交換時期の目安も同様です。
バッテリーの寿命を伸ばす方法についてもお伝えしました。定期的に点検し、バッテリー液が減っていれば補水しましょう。
バッテリー不良と寿命の判断は難しいですが、充電機能の有無で判断することも可能です。寿命の場合は、多少の充電はできることが多いですが、バッテリー上がりの頻度が高くなります。不良の場合は、充電そのものができないことが多いです。
バッテリーの寿命と交換時期の目安がわかったはずです。バッテリーを適切に管理し適宜交換もして、快適なドライブを楽しみましょう。
