サーモスタットは車のエンジンの温度を適温に保ち、オーバーヒートを防いでくれる重要なパーツです。サーモスタットの詳しい役割や仕組み、そしてトラブルやその対処法、寿命などについて紹介します。
サーモスタットは普段意識する機会は少ないかもしれませんが、快適で安全なドライブを楽しむためになくてはならない部品です。
サーモスタットという車の部品について
サーモスタットの役割、構造などについて紹介します。
サーモスタットの役割
エンジンは適温でないとうまく稼働しません。寒すぎるとパフォーマンスが悪くなりますし、暑すぎるとオーバーヒートをしてしまいます。それを防ぐために冷却水(クーラント)やラジエーターが備わっているのです。
サーモスタットは冷却水の流れる場所を決め、ラジエーターに適量の冷却水を送り、エンジンがスムーズに稼働できるように調整する役割を担っています。
サーモスタットの構造
サーモスタットは温度に応じて開閉するバブル式構造のものが多いです。蝋が熱で膨張と収縮をする性質を利用しています。バブルの中にバネがあり、そのバネの内部に蝋が使われていて温度が上昇すると膨張してバネが伸びてバブルを閉じ、温度が下がると収縮してバネが閉じてバブルが開くのです。
サーモスタットの寿命や交換について
サーモスタットは適切な時期に交換をしましょう。サーモスタットが寿命を超えてしまうとエンジンの温度が適切に保てず、故障の原因になってしまいます。
サーモスタットの寿命
サーモスタットの寿命は10年、10万キロが1つの目安とされています。大型車や車体の重い物程寿命が短いです。タイミングメルトの交換時期に一緒に交換するのがおすすめです。
メーターの水温系の警告灯が点灯している、エンジンがオーバーヒートを起こす、エンジンがオーバークールを起こすなどの症状が見られたらサーモスタットの寿命や故障が疑われます。
エンジンがなかなか温まらない、エアコンの危機が悪いなどが気になる場合もサーモスタットのトラブルのせいかもしれません。
サーモスタットの交換サーモスタットはホームセンターで2,000~3,000円ほどで購入できます。その他パッキンが500円、冷却水が2,000~4,000円ほどです。自分で車に適合するサーモスタットが分かり、冷却水を抜いたり工具を扱えたり出来るのならば4,500~7,500円程度で交換ができます。ただし、きちんと取り付けないとサーモスタットが正常に作動せず、エンジントラブルの原因になりかねません。
自信がないという人はディーラーや整備工場などで交換してもらいましょう。工賃は5,000円が相場なので、全部で9,500~12,000円程で交換してもらえます。
サーモスタットのトラブルを放置してしまうとエンジンの故障に繋がりやすいので寿命の時期になったり異常を感じたりしたら早めに対処するのが経済的です。
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サーモスタッドは快適な走行をするためになくてはならない縁の下の力持ちともいうべきパーツですね。
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