岩手県のお遍路巡りには奥州三十三観音霊場・岩手三十三観音霊場などがあります。岩手県・宮城県・福島県にある33ヶ所のお寺と、岩手県にある33ヶ所のお寺です。知名度はそこまで高くありませんが、人との接触を避けながらお寺巡りができると考えると大きいメリットなのではないでしょうか。今回はドライブがてらにもおすすめな、岩手県のお遍路巡りのお寺を4スポットピックアップしたので紹介します。

連正寺
連正寺は岩手県盛岡市南大通2丁目にあり、岩手三十三観音霊場第六番札所です。白衣観音が祀られているお寺で、息災除病・子受け・安産のご利益があるとされているため、女性・夫婦におすすめです。お堂には本尊の大日如来・手前には不動明王立像が安置されています。大日如来は未年と申年にだけ開帳されて拝観できます。境内には稲荷神社もあり、お寺・神社巡りが好きな人はゆっくりと楽しめるスポットです。
10月2日はとうふ祭りが開催
10月2日は豆腐の日ということで、連正寺では毎年とうふ祭りが開催されます。クリエイターのミニライブ・トークショーなどが行われ、寄せ豆腐が振る舞われます。また、当日はいくつかの屋台も開き、子供から大人まで楽しめるイベントです。普通のお寺参りだけでなく、とうふ祭りに遊びに行ってみてもいいかもしれません。
長根寺
長根寺は岩手観音霊場八番札所・陸中観音霊場三十二番札所でもあります。岩手県宮古市長根1丁目に位置し、最寄り駅の宮古駅から徒歩は遠いため車でのアクセスがおすすめです。不動明王を祀っているお寺で、阿弥陀如来坐像は文化財に指定されています。
室町時代と昭和時代に火災が原因で、長根寺の歴史の記録は殆ど残されていません。建てられた年代も未だに不明です。長根寺は階段を上った先、木々に囲まれるように佇んでいます。人混みはないため、静かにお寺を参拝したい人にはおすすめです。
常膳寺
常膳寺は岩手三十三観音霊場第十五番札所・気仙三十三観音霊場第二十七番札所で、岩手県陸前高田市小友町にあります。境内には大きな杉の木がたくさんあり、その中でも最も存在感がある「姥杉」は岩手県で1番大きい杉の木として天然記念物に指定されています。姥杉は樹齢1500年以上と言われており、間近に行くと迫力満点です。
また、姥杉には様々な噂話があり、「幹の部分にかねの地蔵が入っている」「昔伐採しようとしたが木から血が出た」などの話があります。観音堂には十一面観音立像が安置されており、像高が3mほどです。神秘的な雰囲気がある境内なので、何か悩んでいる事があれば参拝しに訪れてみるといいかもしれません。
普門寺
普門寺は奥州三十三観音霊場第二十九番札所で、場所は岩手県陸前高田市米崎町です。林道の先に本堂があり、向かっている途中には東日本大震災の供養で彫られた五百羅漢がいます。また、本堂内には東日本大震災の供養を祈って作った18,430個のつるし雛が飾ってあり、ギネスブックに認定されています。
聖観音菩薩が祀られているお寺で、本堂の奥にある庭園では大仏・三重塔ががあり、三重塔は文化財に指定されています。こちらの境内も立派で、遠くても足を運んでみる価値があると言う口コミもあるくらいの人気スポットです。人気と言ってもたくさんの人が参拝しに訪れることはないため、お寺巡りをゆっくりと楽しめます。
まとめ
以上、岩手県のお遍路巡りでおすすめのスポットを紹介しました。お寺は何処も同じようで全く違い、常膳寺でマイナスイオンを感じたり連正寺で息災除病・子授け・安産を願いに行ったり、それぞれ特徴があり魅力的です。もちろん、本記事で紹介したお寺の他にもたくさんあります。お寺巡りが趣味の人もそうでない人も、ドライブがてらお寺巡りをして心身ともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
