自宅に駐車場を作ろうと思って工務店に見積もりを出してもらったところ、数十万円という結果でびっくりしていませんか?そこで一念発起して自分で作ろうと思ってみたものの、どんな工具や材料が必要なのかわからない方も多いでしょう。
今回は、駐車場をDIYで作るときに必要な工具・材料をご紹介します。
DIYで駐車場を作る時に必要な工具と材料とは?

DIYで駐車場を作るためには、いくつかの材料と工具が必須です。あとは最低限の知識があれば駐車場は作れるので安心してください!それでは、一つずつ確認していきましょう。
必要な材料
駐車場を自分で作るためには、以下の材料が必要です。
- 砕石
- コンクリート
- ワイヤーメッシュ
- コンクリートブロック
- 防草シート
すべてホームセンターで手に入るので安心してください。それほど高いものではなく、一つ一つの材料は低価格で購入できるはずです。ただかなりの重量になり、さらにスペースも必要になるため普通車で運ぶ場合は、複数回に分けて購入したほうが良いでしょう。
特にコンクリートブロックについては、駐車場のスペースによってはかなりの個数が必要になることもあります。省スペースであれば、20個から30個で足りますが、車2台分や3台分の駐車場を作る場合は50個以上必要になることも考えられます。
必要な工具
- 水平器
- 転圧機
工具については購入する必要はありません。駐車場をDIYで作る機会は、一生で何度もあるわけではありません。そもそも水平器や転圧機を購入しようとすると数十万円必要になるので、業者に駐車場を作ってもらうのと同程度のコストがかかることになります。
水平器と転圧機については、重機系のレンタル業者で借りてください。1日のレンタルであれば、数千円で借りられます。
必要な工具に入れていませんが、家にスコップや手押し一輪車がない場合は購入したほうが良いでしょう。スコップはコンクリートを作るときに必要になります。手押し一輪車は出来上がったコンクリを運ぶのに使えます。
スコップと手押し一輪車は他のDIYで使うこともあるので、家にあっても無駄にはならないはずです。

DIYで駐車場を作る大まかな手順とは?

材料と工具が揃ったら、いよいよ駐車場の作成に取り掛かりましょう。こちらでは大まかな手順をお伝えします。
1. 堀削・整地
まずは駐車場とするスペースを若干掘ります。のちに砕石やコンクリートを投入するからです。かなり大変な作業なので、友人や家族に手伝ってもらいましょう。
堀削・整地の段階で勾配をつけます。駐車場に水がたまらないように2%ほどの勾配を付ける必要があるので、水平器で確認しながら作業しましょう。
2.コンクリートブロックで型枠を作る
駐車場のスペースの外枠として、コンクリートブロックを敷いてください。ブロックについては接着する必要はありません。後でコンクリを使うので、ブロックも安定します。
3.砕石を敷く
ブロックで枠ができたのでその中に砕石を敷き詰めましょう。実はこの砕石の敷き詰め方が極めて重要です。緩かったりすると、コンクリが陥没したり不安定になることがあるので、ケチらずにたっぷりと投入してください。
投入量は、砕石の厚みにもよりますが1平方メートルあたり200キロから300キロが目安です。敷き詰められたら、転圧機を利用して踏み固めましょう。ここで油断すると地盤沈下の原因になります!
※砕石を敷く前に、除草シートを敷く方法もあります。
4.ワイヤーメッシュを敷きコンクリートを流し込む
いよいよコンクリ投入の準備に入ります。まずはワイヤーメッシュを敷き詰めます。DIYだとワイヤーメッシュを利用しないケースも多いですが、入れないとひび割れの原因になるので要注意です。
次にコンクリを作ります。砂や水などを加えて、しっかりと混ぜてください。ある程度とろみが出てきたら、いよいよ駐車場に入れます。ケチらずにたっぷりと入れましょう。
5.均等にする
コンクリは30分から1時間で固まるので、それまでに地均しする必要があります。凸凹しているところがないかを確認しながら行ってください。
以上で終了です。
以下に、コンクリートではありませんがDIYによる駐車場づくりの動画を掲載しておきます。手順についてはほとんど一緒なので参考になるはずです。
まとめ

自宅に駐車場を自作する時に必要な工具や材料を紹介しました。
材料についてはすべてホームセンターで揃えられますし、転圧機や水平器といった器具はレンタルできます。材料費とレンタル費あわせても、10万円以内で作ることも可能なので安心してください。
自作の手順についても、簡単に紹介しました。少し難しいところもあるかもしれませんが、紹介した動画などを参考にしてみると理解しやすいと思います。
DIYが好きな方、少しでも安く駐車場を手に入れたい方は、駐車場作りにチャレンジしてみませんか?
