以前まで車を取得した際に自動車取得税が課税されていました。しかし、2019年に自動車取得税は廃止となり、自動車取得税に代わる税金として環境性能割が課税されるようになりました。今回の記事では、自動車取得税に代わる環境性能割について解説します。
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2019年に新たに追加された環境性能割
自動車取得税は2019年に廃止になったと前述しました。これは消費税率が8%から10%に引き上げられたタイミングで廃止されましたが、その代わりとして環境性能割が導入されました。環境性能割は燃費基準値をどの程度達成しているかによって税率が変わります。簡単に説明すると、燃費が良い車ほど税率が低くなり、燃費が悪い車ほど税率が高くなります。
税率の算出方法は変わりましたが、自動車を取得する際に課税される税金として頭に入れておきましょう。
環境性能割はどれくらいの税率？
ここからは、自動車取得税に代わって導入された環境性能割の税率を見ていきます。車種によっては環境性能割が非課税になるため、これから車の購入を考えている方は環境性能割を踏まえて選びましょう。
環境性能割が非課税になる車種
環境性能割が非課税になる車種は、環境に配慮された車です。電気自動車、プラグインハイブリッド自動車、燃料電池自動車、クリーンディーゼル自動車、天然ガス自動車などは燃費性能が高く、環境汚染が少ないため環境性能割は課税されません。また、ガソリン車やLPガスを燃料とするLPG車でも2020年度の燃費基準を＋20%達成していれば環境性能割は非課税になります。
環境性能割の税率一覧
環境性能割の税率を以下にまとめました。環境性能割の税率は普通自動車と軽自動車では異なり、燃費の良い軽自動車の方が税率は低いと言えます。環境性能割の税率は燃費基準値によって決まります。購入する車はどの税率になるのか、以下でチェックしましょう。
・普通自動車
2020年度燃費基準＋10%達成のガソリン車、LPG車:税率1%
2020年度燃費基準達成のガソリン車、LPG車:税率2%
それ以外の車:3%
・軽自動車
2020年度燃費基準＋20%達成、＋10%達成:非課税
2020年度燃費基準達成:税率1%
2021年3月までは環境性能割が軽減される
消費税率が10%に引き上げられたことによる軽減措置として、当初の予定では2020年9月末までは環境性能割が1%軽減される措置が取られていました。しかし、新型コロナウイルスの影響により税率軽減措置の期間が2021年3月末まで延長されることが決まりました。そのため、車の購入を検討しているのであれば、環境性能割が軽減される2021年3月末までがおすすめです。
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