ここ数年宅配便で「置き配トラブル」が良く起こっています。今回の記事では置き配トラブルとは一体何なのか?どんな対策が練られているのか?などについても詳しく解説していきます。
ネット通販が主流になって起こっている現象とは?

ネット通販が買い物に占める割合が増えています。2019年のネット通販の市場は約19兆円だったとの試算もあるほどです。さらに2020年からは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、さらに市場規模は大きくなっているかもしれません。
そんなネット通販を巡るトラブルと言えば「再配達」が挙げられます。一体いつなら受け取ってもらえるのか分からない業者は安易に「置き配」をしてしまうこともあるのです。また、再配達をすれば、運送業者の時間を奪ってしまう事に繋がり、割に合わない仕事をさせられてしまうでしょう。
ネット通販を利用した際に「置き配」されるとどんなデメリットが起こるのか?

このように、業者によっては品物の中身も分からないため、置き配で安易に済まされるケースが増えているのです。一体どんなデメリットがあるでしょうか?
①高価な商品が破損してしまう
デメリット1つ目は「中身が高価な物なのに破損してしまう」というデメリットです。置き配というと、外な納屋、玄関などに置いて帰る配達方法なので、時には強風にさらされることもあるでしょう。そうした時に、荷物が風で飛ばされ、中に入っていた高価な品物が壊れてしまうケースもあります。
メーカーの中には、置き配による破損の保障は受けてくれない場合も多く、トラブルになりやすい事例です。出来れば、高価な物は手渡しで届けてほしいと思います。
②雨に濡れてしまう
デメリットの2つ目は「雨に濡れてしまう」です。もし、大して高価なものでなくても、雨に濡れてしまっては、品物の価値はどんどん下がってしまいます。中身が衣類の様な物であれば、濡れてしまって着られない状態になってしまうかもしれません。そうならないように手渡しで受け取るべきでしょう。
ネット通販をして知らない間に「置き配設定」にしないように注意が必要

では、どうしてこんなに「置き配トラブル」が起こるのか?という点ですが、実はECサイトの画面に「置き配OK」の入力が勝手にされていることが多いためなのです。
しかも、その置き配OKのしるしが非常に分かりにくく表示されているため、多くの消費者が「置き配OK」の状態で買い物をしてしまっています。運よく置き配に気が付けばいいですが、届いている事すら気が付かなければ、前述したようなトラブルに巻き込まれてしまいます。
このような状態にならないためには、通販サイトの注文を確定する際に必ず「手渡しの受け取り希望」の状態にして清算を済ませるようにすることが一番大切です。
ネットなので分かりにくい部分はありますが、間違えて注文しないように気を付けていきましょう。
運送会社もトラブルにならない対策を練っている

もちろん、運送会社側も徹底してドライバーに教育を行っています。安易な置き配を続け、損害賠償を請求されるケースもあるためです。しかし、ドライバーとしては何度も再配達に向かうのが面倒な為、安易な置き配をしてしまうケースもあります。今後の取り組みでトラブルゼロを目指していただきたいものです。
まとめ
というわけで、今回は宅配便でここ数年よくトラブルになる、置き配について詳しく解説してきました。置き配は非常にトラブルになりやすい受け取り方法です。
トラブルに見舞われないようにするためにも、ネットで注文を確定する際、必ず注意事項に目を通すことを忘れないようにしていきましょう。消費者が気を付けることが最も重要です。