車やバイクのガソリンを、ガソリンスタンドで給油した後にガソリンタンクの蓋を開けっ放しにしてしまうと自然に減ってしまうガソリン。気温やガソリンタンクの形状によって揮発量の変化がありますが、密封されていない空間ではガソリンは揮発し気体へと変わります。危険性を伴うガソリンタンクの締め忘れ。どんな危険性があるのでしょうか?
給油中にも空気中に放出される微量のガソリン
近年ではセルフスタンドが多くなり、自分でガソリンタンクの給油キャップを開け閉めする機会が増えています。給油中にコンマ以下のガソリンが揮発しており、蓋を締め忘れて長時間放置しておくとガソリンがどんどん減っていってしまいます。又、揮発性の高いガソリンに静電気などが起きれば火が付いて爆発してしまう恐れもあります。
ガソリンを満タンに入れ蓋をせず走るとガソリンが溢れてしまい車のボディやバイクに付着し、そのまま放置すると塗装が溶けて変色を起こし車両を傷つけてしまいます。ガソリンが付着した後直ぐに拭けば問題はないのですが、塗装が取れてしまうと車体が錆びていき修理代も掛かってしまいます。
車を持っている人はお金持ちと思われていた昭和時代。当時は給油口の蓋に鍵が付いていなく誰でも開け閉めすることができていました。ガソリンタンクにお砂糖を入れるという悪戯が流行ったエピソードがあり、お砂糖とガソリンが混ざるとガソリンポンプやフィルターが故障したりエンジントラブルを発生してしまいます。
https://www.goo-net.com/pit/magazine/30409.html(ガソリンタンクに異物が混入した場合の対処方法)

燃料メーターの減り具合を見て最悪のトラブルを避けよう
鼻をつくような特有な匂いを放つガソリン。給油口を締め忘れていると匂いの成分が外に漏れていると思われ、トラブルの原因となります。気化したガソリンが車周辺に漂っていて気付かずにタバコに火を付けようとしたり、静電気が発生するとガス爆発が起こってしまい自分だけでなく周りを巻き込んでしまいます。燃料メーターの減りがいつもより早いと感じたら先ず、給油口の蓋がしまっているか確認する事をおすすめします。
ガソリンタンクの蓋を紛失しまった時は、速やかに燃料を補給したガソリンスタンドに問い合わせてみましょう。スタッフがいなかったり、蓋が見付からなかった場合はディーラーか、カー用品店で新しい物を購入する事をおすすめします。マグメット式の蓋置き忘れ防止が備わったアイテムなどを使って給油後の締め忘れをしないよう工夫してみてはいかがでしょうか?
給油口の蓋を紛失してしまった時の応急処置としてビニール袋や食品用ラップを使う事が出来ます。ガソリンと接触しても化学変化が起こりにくい性質の物を使い、ビニールやラップに穴が開かないよう何重かにして蓋を塞ぎます。給油口と巻いたビニールをガムテープや紐でしっかり固定することで一時的な蓋の代用となります。燃料タンク内にビニールなどが混入しないよう注意が必要で、応急処置が直ぐに出来ない場合は新しい蓋を準備した方が良いでしょう。
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人間で言えば水や食料となるガソリンは、車にとって必要不可欠なものになります。給油口の蓋を開けっ放しにしておくとガソリンを抜かれる恐れもあり、車を安全に運転するには給油口の蓋が安全にしまっている事が前提になります。ガソリンタンクの、蓋の締め忘れは身近な問題という事を頭において、締め忘れのないよう日頃から注意しましょう。

給油の後は確認が大切だよ!