ここ数年、日本各地で主に温暖化が原因と考えられる大雨など自然災害が頻発しています。また、地震や火山による災害、爆発や火事などの人災も起こっています。ニュース映像などでは使い物にならなくなった車がひっくり返っていたり、全焼している様子を見た事がある方は多いのではないでしょうか。今回は、そんな災害時に力を発揮するアテナ(ATHENA)という車について紹介します。
コンセプトトラック

ATHENAは7月30日、三菱ふそうトラック・バス株式会社のイベント、「Fuso Future Solutions Lab」にて発表されました。これは三菱ふそう独自の製品開発プラットフォームを紹介するイベントとなっており、2020年は社会的な課題解決がテーマとなりました。
「第46回東京モーターショー2019」にも展示され(参考出品車)、災害救助および緊急サービスの必要性に対応した車両となっています。また、今後は国士舘大学の防災・救急救助総合研究所において、実際の現場を想定した場面で利用される計画もあります。

性能など
ATHENAは、同社の小型トラック「Canter」の四輪駆動車がベースになっていて、正式名称としても「Canter ATHENA」となります。ATHENAはオール・テレイン・ヘビー・エマージェンシー・ナビゲーション・アドバンテージの頭文字を取ったもので、どのような災害の場面でも緊急時に力を発揮するという意志がギリシャ風のネーミングに表れています。
Canterの中でもワイドキャブ型に属する為、元々オフロード向きとなっています。またエンジンは150PS/2440rpmの最高出力と43.8kgm/1600~2440rpmの最大トルクを発揮し、駆動力も高くなる仕様が採用されています。
外装は、オレンジ色が特長的ですが、フロントガラスの周りに並べられたLEDの補助ライトが異彩を放っています。また、タイヤは37X12.50R17.5というトヨタのメガクルーザーと同サイズの大径タイヤの為、車高も高くなっています。
内部は、2人乗りになっており、中央にルーフハッチ使用時のステップが配置されています。また、後部は3室に分けられており、前2室が引き出し式の収納、最後部はカーゴスペースとして大型の水のタンクや大型バイクの格納も可能になっています。また、前方には天井部の開閉式ハッチを使って室内から直接出入りできる作業用スペースがありますので、シーンに応じた使い勝手が良い点と、何より故障しにくいシステムが時間を争う被災地では有効になりそうです。
まとめ
ATHENAは被災地でのレスキュー活動に必要不可欠な装備を搭載している事から、今後の活動を重ねていく中で、必要性がある装備が随時アップデートされていくと思われます。また、外国を含めた他社でもこのような車両が開発されることに期待すると同時に、災害が起こらず出動する場面がない、保険として存在している事が理想なのかも知れません。
愛車にも感謝

災害が起こると、つまらないと感じていた普通の日常がいかに素晴らしいものだったか気づかされたといった話を良く見聞きします。愛車に乗ってドライブできる時間も貴重だったりするのかも知れません。普段から愛車のケアを怠らないなど一日一日を丁寧に暮らしましょう。
災害ではなくてもどこからか飛来した鉄粉が付着してしまうなんて事はあります。CarZoot社の「 車 ボディ 鉄粉 除去 鉄粉除去 洗車 ボディクリーナー」なら、ボディに一切傷つける事なく頑固な鉄粉を除去する事が可能です。プロ仕様のスプレータイプですので吹き付ける事により、作業も最小限で行えます。詰替え用も販売していますので、長く愛用していただけます。

どんな性能なのかを見てみよう!