皆さんが自動車やバイクを運転するうえで欠かすことが出来ないガソリン。
ガソリンスタンドはさまざまで、店員さんが給油を行ってくれるところやセルフのスタンドがあります。
最近は格安スタンドというのがあるのはご存じでしょうか?
品質などはどうなのでしょうか。今回はそちらを解説します。
格安スタンドの安全性は?

水増ししてるって本当?
ガソリンの値下げのために水を混ぜてかさまししているという噂もあります。
しかし結論から先に言うと、これは嘘です。
ガソリンは油ですので、水とは混ざりません。
万が一水を混ぜてしまうとエンジンなどに深刻な異常を発生させてしまう恐れがあります。
チャーハンに白米を混ぜる感覚で水増しすることはそもそも出来ません。

とはいえ品質は低いのでは?
安かろう悪かろう。という言葉もあります。
日常生活では100均の商品だからすぐ壊れても仕方がないという意味で使ったりします。
しかし、格安スタンドのガソリンの品質が低いということもありません。
というのも、ガソリンの品質はしっかりとした規格があるので格安スタンドのガソリンが悪いということはありません。
利用しやすい場所に格安のガソリンスタンドがある場合は安心して利用してください。
じゃあ何で安いの?

ここまでで、格安ガソリンスタンドで提供されているガソリンが、その品質には問題ないことを説明してきました。
安価だからといって警戒する必要はなく、安心して利用できるのですが、ではなぜ安いのでしょうか?
秘密はガソリンの作り方に
ガソリンとは、石油を熱して精製するものです。
石油は連産品といって、ガソリンや軽油、灯油などが一定の割合で精製されます。
「今は灯油の需要が高いから今回は灯油を多めに精製しよう」
といった精製量の操作などを行うことは出来ないのです。
つまり、世間で灯油の需要が高まっているからそれに合わせて灯油をたくさん精製すると、それに比例してガソリンもたくさん精製されます。
そうなると、ガソリンは余ってきます。
この余ったガソリンを仕入れて安く販売しているのが格安ガソリンスタンドなのです。
仕入れることが出来るガソリンはいわば余ったものですので、格安で販売しても利益が取れる程度の価格で仕入れることが出来るというわけ
余ったガソリン、保存しとかないの?
格安スタンドで販売されているガソリンは、いわば余剰品であることがご理解いただけたかと思います。
「需要なんて変わるものだし、ガソリン需要高騰に備えておいとけばいいじゃん」
と思う鋭い方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、これは実は出来ない行為です。
なぜかというと、ガソリンって時間経過で劣化してしまうある種の生ものだからです。
したがって、余ったガソリンを置いておいていつ来るかわからない需要高騰を待つことは出来ないので、石油を精製する元売り業者としても売ってしまった方がいいのです。
格安ガソリンスタンドのビジネスモデルはこのようにして出来上がっているのです。
格安ガソリンスタンド、減ってない?
ここまでで格安のガソリンスタンドの安全性と、安価である理由を解説しました。
一見よくできたシステムで今後も広まっていきそうな気はします。
しかしながら、格安ガソリンスタンドはその数を減らしつつあるのが実情です。
その理由が石油元売りの統合です。
かつて20社近くあった日本の石油の元売り企業が今は統合が進み3社になっています。
このように元売り企業が減ると、灯油や軽油などをより効率よく精製する手段などが確立されてきます。
するとどうなるか。
格安スタンドの生命線であった余剰なガソリンが減ってくるといことです。
仕入れることが出来る商品が減ると、当然販売出来る量も減りますので、格安スタンドはその数を減らしてしまっているのです。
数が減ってしまってはいるものの、品質に問題はないことは既に説明しました。
皆さまも使いやすいところにお財布に優しい格安スタンドがあったら、積極的に利用なさってください。

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