日通の愛称でお馴染みの、日本通運。あなたは日本通運に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?今回は日本通運とはどんな運送会社で、どんな魅力があるのか?などについて、詳しく解説していきます。
日本通運ってどんな会社?歴史は?

日本通運とは1937年に創業した運送会社です。前身の会社は内国運輸という会社で、蒸気船を使った海上輸送を得意としていた企業になります。日通は戦争のさなかに、貨物列車を使って物資などを輸送するための会社として設立された背景があります。
当時は国営企業で、国の為の輸送を行い続けていました。その後も、旧国鉄とは深いかかわり合いがあり、鉄道を活用した運送に強みを持つ日本の老舗運送業者です。
日通って旅行会社もしているの?

日通は旅行ビジネスもしています。日通旅行という会社で「ルックワールド」という旅行商品などを販売しています。しかし、日通旅行の規模は2002年辺りから大幅に縮小され、従業員も300人程度に大幅縮小して、首都圏を中心に中小企業として残している程度となっています。利用されたことのある方は、少ないのではないでしょうか?
日通の業務は大きく分けて2つ

ということで、現在の日通で業務を行っている内容は、大きく分けで2つあります。簡単に見ていきましょう。
①企業間の荷物の配送
1つ目の業務は「企業間の荷物の配送」です。日通は原則として、企業間の荷物の配送しか行っていません。企業間の荷物は、鉄道、トラックなどを活用して行われていて、比較的低価格で輸送をしてくれるのが強みです。
②個人の引っ越し荷物の配送
2つ目の業務は「個人の引っ越し荷物の配送」です。個人の荷物は、基本的に引っ越しの荷物しか行っていないようです。
以前は小口の荷物も行っていましたが、段々と引っ越しのみに集中するようになり、最終的に引っ越しに特化したサービスを提供しています。引っ越しを経験された方は、日通を使われた経験者もいるかもしれません。
日通で引っ越しを行う際のメリットとは?

では、個人で引っ越しを行う際、日通の引っ越し便を活用するメリットとは一体何なのでしょうか?いくつかご紹介いたします。
①長距離の輸送が割安
日通の強みは、鉄道網を自在に活用できる事です。旧国鉄と日通は深いかかわり合いがあるので、JRの貨物列車を比較的うまく活用できます。貨物列車で荷物を運ぶメリットが、「料金が安く済む」という点でしょう。1度の輸送で少人数で多くのモノを運べるため、トラックをチャーターして運んでもらうよりもお安く輸送して貰えます。
しかも、渋滞などもないため、思っているよりも早い時間で荷物を運ぶことが出来ます。ただし、観葉植物などの輸送は嫌がられてしまうかもしれません。西日本から東日本への引っ越しの時などには、日通のコンテナ輸送がお買い得です。
②対応が繊細
日通の従業員は、基本的にエリートの従業員ばかりです。会社の母体もしっかりしていることから、教育もきちんとされているところが強みです。引っ越し業者の中には、あまり品が良くない業者もまれに紛れています。
日通の営業マンに関しては、そんな事は殆どあり得ないため、安心してお任せすることが出来るのです。
まとめ
というわけで、今回は日通でお馴染みの「日本通運」にはどんな特徴や魅力、歴史などがあるのか?について詳しく解説してきました。元国営企業だけあってしっかりとした経営母体があるのが強みだと言えるでしょう。
もしあなたが引っ越し業者をどこにしようか悩まれているのであれば、一度日通に見積もりを取ってもらってはいかがでしょうか?長距離の引っ越しであれば、かなり安く済ませられるかもしれません。