この度、日本最大のキャンピングカーショーである「ジャパンキャンピングカーショー2021」が延期になりました。元々の日程としては、2月11日(祝木)から2月14日(日)の4日間、場所は幕張メッセの1~4ホールにて開催の予定でした。
今回は、延期となった原因について、個人的な見解を基に解説をしていこうと思います。
何故、中止になったのか?

延期になった一番の理由として、みなさんなんとなくお分かりかと思います。そうです、コロナウィルスです。

こちらは、去年の3月頃から2021年1月31日時点で、東京都内における感染者数の変移グラフになります。ご覧になられている通り、2020年GWに実施された1回目の緊急事態宣言以降、お盆前あたりは少し増えたものの、冬前まではほぼ500名を下回っていました。
しかし、ご存じの通り、11月あたりから感染者数は増加の一途を辿り、年末年始には一気に2000名を超えてしまいました。
緊急事態宣言へ
これにより、2021年1月半ば頃から2回目となる緊急事態宣言が発令されることとなりました。
今回の宣言下では、以前のような全国を対象としたものではなかったものの、1都3県の中には千葉県が含まれていました。
イベントを開催する幕張メッセは、この緊急事態宣言の影響下にある千葉市にあります。その為、イベント延期についても、1月下旬のギリギリまで様子を伺っていた節も感じられました。
ところが、1月下旬には緊急事態宣言延長の案も浮上してしまいました。これにより、このご時世に強行開催することで、世間からの批判もあるでしょうし、感染リスクの恐れも十分に考えられます。このような事情も踏まえ、延期になったのではないかと思われます。
東京オートサロンも中止に

又、他の要因として、キャンピングカーイベントだけでなく、カスタムカーの祭典である「東京オートサロン」の中止も影響を与えたのではないでしょうか?
例年であれば、1月2週目の週末には東京オートサロンが幕張メッセにて執り行われます。しかし、こちらは延期ではなく中止になってしまいました。
東京オートサロンといえば、毎年、幕張メッセのほとんどを占領し、所狭しとカスタムカーが並ぶこの祭典。更に、企業ブースでは様々な催しが開かれ、キャンギャルによる写真撮影も魅力的なイベントです。
中止の理由としては、勿論、コロナの影響が大きく、人を掻き分けながら進まなければならない程の密集率。加えて、各ブースが販売する製品は、多数のゲストが手に取ります。その為、製品を介して感染するリスクも、非常に高いと思われることが考えられます。
中止ではなく、延期

東京オートサロンを始め、他のイベントも次々と中止となる中、ジャパンキャンピングカーショーは延期の措置を取りました。
理由としては、緊急事態宣言以降、段々と感染者数が落ち着いてきたことが挙げられます。4月になれば湿度も上がり、マイクロ飛沫感染のリスクも減少しますので、同様に感染者数自体の減少が、見込まれる可能性を考慮したものと思います。
ちなみに、延期の日程としては、4月の2日(金)~4日(日)に開催予定です。
チケットの扱いについて
気になるチケットの扱いですが、原則として「Pass Market」にて購入された場合には、すでに払い戻しの処理が完了してます。延期の詳細が決定次第、改めてチケットを購入することになりますので注意が必要です。
ファミリーマート、セブンイレブン、ローソン等で購入されたチケットに関してですが、こちらは延期日程でもそのまま利用出来る様です。ただし、延期の日程ではどうしても都合が合わない場合等、払い戻しを希望される方は3月いっぱいまで払い戻しを受け付けています。
又、期間外での払い戻し処理は受け付けておらず、チケット等を紛失してしまった際にも、払い戻しが出来ないので、こちらも注意が必要です。
今回は、ジャパンキャンピングカーショーの延期についてご説明しました。イベントを楽しみにしていた方々にとって、非常に残念なことと思います。
ですが、今のところは、あくまで中止ではなく延期です。延期予定である4月には、笑顔でイベントを迎えられることを楽しみにしつつ、一緒に第3波を乗り切っていきましょう。