デンソーが、2020年8月5日、自動運転分野の研究開発を加速するための拠点「ピッツバーグ・イノベーション・ラボ」をアメリカピッツバーグに開設したと発表しました。この研究開発が進めば日本でも自動運転レベル4が可能になるそうです。現在の日本の自動運転や自動運転のレベルについて紹介します。
自動運転にはレベルがある

自動運転は世界で共通する安全性能の車を発売するため、自動運転レベルという基準があります。ここでは、自動運転のレベルの基準を紹介します。

自動運転のレベルは全部で6段階!基準を紹介
自動運転のレベルは、アメリカのSAE Internationalという非営利団体が策定した自動運転の定義に基づき、世界共通で自動運転レベル0~5までの6段階に設定されています。現在の自動運転を知るためにもそれぞれのレベルの基準を紹介します。自動運転レベルの基準は以下の通りです。

自動運転レベルは、運転手がすべて運転し、自動運転技術を使用しないレベル0から、渋滞や事故などの緊急時も自動で運転してくれるハンドルを持たなくてもよいレベル5まであります。日本でよく見かけるようになった、高速道路や信号が少ない自動車専用道路で前方車との距離を保ちスピードを調整してくれる運転サポート機能(ACC)や車線を越えた場合、自動でハンドルを調整してくれる機能は自動運転レベル1・2に該当します。
しかし、自動運転レベル1・2は、完全な自動運転ではなく、ACCではアクセルで一定のスピードまで加速すること、自動でハンドルを調整する機能は運転中の危険防止サポートですので、通常通り運転しなければなりません。完全な自動運転はレベル3からということになります。
レベル3の道路は高速道路も含めたスピードが出せる道路限定です。レベル3は、特定道路では設定すればアクセルもブレーキも必要ありませんが、緊急時には対応していません。緊急時に運転を切り替えられる環境が必要です。今回、開発は進められているレベル4になると、特定道路ではハンドルも握らずに自動運転が可能になります。安全性能が充実できれば夢のような自動運転の車が誕生することになります。
自動運転技術はどこまで進化している?

自動運転レベルはわかりましたが、現在の自動運転技術はどこまで進化しているのでしょうか。日本で実用されている自動運転技術、世界で実用されている自動運転技術を紹介します。
日本の自動運転レベルは3
日本は、2020年4月1日自動運転レベル3の車が公道を走ることが認められました。この自動運転レベル3の走行範囲は、高速道路での同一車線内の低速走行(時速60㎞)に限定されています。また、走行中の不具合時は運転者が運転を変わらなければなりません。まだ実際にレベル3の車は日本で走られていませんが、以下の車種がレベル3の車を出すと予想されています。
・ホンダ「レジェンド」
・BMWのEV「iNEXT」
また、自動運転レベルに該当しませんが、自動で駐車するシステムの車が発売されています。自動運転レベルが3の車は、他にも参入する自動車メーカーはあるようですが、日本では自動運転の安全性能に疑問を持っている声が多く、どこまで需要があるのか分からないので現在のところ高級車にとどまる見込みのようです。
日本では自動運転レベル3、4の法整備をしながら、現在問題にあげられているブレーキやアクセルの踏み間違え、危険運転防止の運転サポート(自動運転レベル2)の車を増やしたうえで、自動運転レベル3以降の自動運転の車が増えていく見込みです。
世界は国によって自動運転レベルの法整備が異なる
世界の自動運転レベルは、アメリカ・ドイツは2017年に自動運転レベル3の車が公道で走ることが認められる法律が認められるなど日本より法整備が進んでいます。また、自動運転レベル3の車に関して、外車メーカーのフォルクスワーゲンは、2017年にアウディA8が発売されたほか、自動運転レベル4を搭載したコンセプトモデル「Audi Elaine」も公開されています。自動運転の法整備や需要は日本より世界の方が関心が高いようです。
日本より自動運転の車が進化している一方で自動運転時の事故の責任問題などの課題も挙げられています。状況によって責任問題が変わってきますが、自動運転のレベルが上がれば上がるほど、法整備も重要になっていくでしょう。
夜間安全に運転するためにCarZoot社のヘッドライトクリーナーでヘッドライトをピカピカに

暗い道を運転する際、活躍するのがヘッドライドですが、ヘッドライドは車に乗る期間が長ければ頑固な黄ばみが付着し、ライトが暗くなってしまいます。そこで活躍するのが、CarZoot社のヘッドライトクリーナーです。CarZoot社のヘッドライトクリーナーは、ヘッドライトの黄ばみ・くすみを簡単に除去できる専用クリーナーと汚れにくくするコーティング剤がセットになっており、頑固な汚れもしっかり落としてくれます。
また、汚れを取るだけでなく、黄ばみがつかないようにコーティングをしてくれますので、1度クリーナーをつけるだけで、新車同然の仕上がりです。国内生産ですので、安心して使用できます。
アメリカで自動運転の研究がさらに進めば、レベル4の車も実用が可能です。まだ、日本では自動運転に抵抗を感じる人が多いのですが、安全性が改善されれば需要が増えるでしょう。ブレーキなどの踏み間違えでの事故やあおり運転が増えている中、ストレスなく車に乗れる自動運転での車移動も近い将来可能かも知れません。
