かつて乗用車はマニュアル・トランスミッションが普通でした。しかし今ではオートマチック・トランスミッションの普及率が、実に98.4%(2015年現在)にまで達しています。マニュアルで車の免許を取る人も今では少数派です。
ですから「断続クラッチ」と言われてもピンとこない方も多いでしょう。そこでこの記事では、マニュアル・トランスミッションの乗用車を運転する上で、必須のテクニックである断続クラッチについて解説しています。
そもそも断続クラッチとは?

断続クラッチとは断続的に半クラッチとクラッチを切る動作を繰り返すことをいいます。車が渋滞など極低速で走行している時、オートマチック車ならクリープ現象を利用して、アクセルを踏まずに走行することが出来ます。
ところがマニュアル車では、極低速でそのまま走行していると、エンストを起こしてしまいます。そこで必要となるテクニックが断続クラッチというわけです。
どんな場面で断続クラッチを使うの?
日常で断続クラッチを使う場面は意外とたくさんあります。
1.歩行者の多い道路を走行する時
2.バックで走行する時
3.狭い道を走行する時
4.渋滞の中を走行する時
5.駐車する時や出庫する時
これらの場面では1速に固定していたとしても、クラッチを完全に繋いでしまうと、自転車並みの速度が出てしまいます。それでは危険なので、断続クラッチを使うことになります。
断続クラッチのやり方は?
ここからは具体的に断続クラッチのやり方について解説しましょう。と言っても構える必要はありません。マニュアル車を運転している方なら、ほぼ無意識で行っているからです。
1.ギアは1速またはバックに固定する
前進するのならギアは1速に後退するのであればギアはバックに固定します。変速を考える必要はありません。マニュアル車でオートマ車のクリープ現象を再現するわけですから。
2.半クラッチとクラッチを切る動作を繰り返す
ギアを固定したら半クラッチとクラッチを切る動作を繰り返します。こうすることで車は極低速で前進または後退します。ステアリング操作は必要に応じて行って下さい。
3.半クラッチで少しアクセルを開け進んだらクラッチを切る
極低速でも速度を上げる必要がある場合には、少しだけアクセルペダルを踏みましょう。そして車が進んだらクラッチを切ってやります。必要ならブレーキペダルで速度を調整します。
半クラッチを多用しても大丈夫なの?
半クラッチを多用すると、クラッチが傷んだり場合によっては焼けるのではないかと、心配される方もいます。しかしその心配はありません。たしかにヨーロッパの一部の小型車で採用されているセミオートマ車では、半クラッチを気にした方が良い車種もあります。
しかしマニュアル車の場合は気にする必要はないんです。高速で何キロにもわたる大渋滞に遭遇しても、断続クラッチがきちんと出来れば問題ないんです。そもそもマニュアル車にとってはクラッチ板は消耗品ですから。
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