いざ、故障した車を牽引しようとする場合に、気を付けなければいけないことがあります。知らないまま牽引して、更なる事故やトラブルに巻き込まれないようにするためために、牽引の手順や、気を付けたいことをまとめてみました。
故障車を牽引する時の4つの手順

まずは手順から確認してみましょう。

エンジン
故障した車のエンジンが動くかの 確認をしましょう。エンジンがかからないと、ブレーキが効きにくいなどの影響が出ます。あなたが運転に自信がないのであれば、ロードサービスに依頼することをお勧めします。
白い布
故障した車を牽引する場合、牽引用ロープを使用します。その際に、ロープに30センチ四方の白い布を付けるという法律があります。布自体はどのようなものでも構いません。
これは、牽引中だということを周りの車に知らせ、牽引している車と、後続車間に別の車が入らないように注意を促す合図になります。
また、ハザードランプを点灯させ、周りに異常があることを知らせることも、無用な事故を避けるためには必要だといえます。
車間
牽引用ロープの長さは約5mが一般的となっています。主に、約5mの車間距離で運転する必要があるからです。牽引車と故障した車は、車間が狭くなると接触事故のリスクが増えてしまいます。
逆に、車間が広いととカーブで後続車が大きくぶれてしまい、車や物に接触するかもしれません。このような理由から、牽引用ロープの長さが重要といえます。
制限速度
車を牽引する際の法定速度は30km/hです。制限速度を守って、運転することはもちろん、細心の注意をしながら、運転することが大切です。
故障車を牽引する時の5つの注意点

普通に車を運転する際にも普段から気を付けて運転されているでしょうが、思っているよりもはるかに、牽引するほうもされるほうも、その運転には高度なテクニックが必要です。。牽引時に事故を起こさないためにも、注意点をしっかり理解しておかなくてはいけません。
牽引免許
自動車の総重量(人や荷物込み)が750kgまでの車であれば、普通免許での対応が可能です。それ以上の車を牽引する場合には、牽引免許が必要になります。ただし、車が動かないという非常事態に限り、牽引免許を持っていなくても特例的に、運転することが可能となっています。
全長と台数
牽引車の最先端から、事故した車の最後方が25mまでという法律もあります。その長さを超える場合には、牽引することができません。 また牽引できるのは2台までと定められています。車種の中には1台しか牽引してはいけないものもあるので注意しましょう。
が、一般車であれば25mより大きくなることも、2台を牽引することも、ほとんどないことだと思うので、記憶に留めておく程度でよいと思います。
ブレーキ
下り坂は危険地帯!故障した車を牽引する際には、追突事故が多く発生しています。ただでさえ、故障した車はブレーキのタイミングが難しいもの。特に下り坂では絶対に急ブレーキをかけないように気を付けましょう。
牽引ロープ
牽引用ロープは、常にたるまないように保つ必要があります。故障した車に乗っている人がブレーキ操作で調整をし、ロープをたるませないように注意することがとても大切になります。ロープがたるんでしまうと地面に擦れてしまったり、タイヤで踏んでしまって余分な負荷がかかりロープが破損しかねません。。十分に気を付けるようにしたいものです。
高速道路
先ほど、故障した車であれば普通免許しか持っていなくても、例外的に牽引が可能だとお伝えしましたが、高速道路では残念ながら、どんな車も牽引不可になっています。
高速道路で故障した場合には、迷わずロードサービスを利用し、速やかにレッカーで搬送してもらいましょう。
道路交通法に従って牽引しよう

さまざまな手順や約束事が多いということは、それだけ牽引にはリスクが伴うことが多い証でもあります。
運転に自信がないという方は、ロードサービスなどにお願いしたほうが、故障に加え事故を起こすようなこともなく安心かもしれません。
また、運転には自信があるという方も、牽引には多くの遵守すべきルールや忘れてはいけない手順があります。しっかりと法律を守り、牽引することを心掛けるようにしたいものです。
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牽引ロープについても知っておくといざというとき助かるよ!