皆さんは軽油とガソリンの違いってご存知でしょうか?私は免許を取るまで軽油は軽自動車や重さが軽い乗り物用の油だと思っていました。
今回は知ってそうで知らない軽油とガソリンの違いについて書いていこうかと思います。
軽油とガソリンとは

まずは軽油とガソリンそれぞれの説明をしていきたいと思います。軽油とは石油(原油)から精製される石油製品のひとつです。軽いという文字がついていることから軽自動車などの軽い乗り物用の燃料と勘違いされることも多いのですが軽油とは重油に対応して付けられた名前なので決して軽自動車だから軽油が使われるという事では無いので注意が必要です。
次にガソリンについてですが、ガソリンとは石油(原油)を蒸留した際に1番初めに得られる物質です。ガソリンにはいくつか種類があるのですが私たちの最も身近で使われているのは自動車用のガソリンだと思います。その他にも工業用のガソリンや、飛行機などに使われる航空用のガソリンもあります。

軽油とガソリンそれぞれの使い道

軽油の使い道
軽油は主にディーゼルエンジンの燃料として使用されています。ディーゼル車は燃費が良く軽油自体もガソリンに比べたら一ℓあたり約20円も安い傾向にあるのでコスト面でもとてもお得ということになります。長距離を走るトラックや四駆車などの大型車にも軽油が使われています。
もしディーゼル車にガソリンを入れてしまったらどうなるのか?ディーゼルエンジンは燃料と空気を混ぜた状態で圧力を高め、着火するという仕組みのエンジンです。なのでガソリンだけではエンジンはかかりません。
しかし通常はタンクの中に少量の軽油が残っているのでエンジンはそのまま指導します。するとガソリンは軽油に比べると潤滑性がないので燃料噴射ポンプが破損してしまいます。そのまま走り出したりすると、燃料を噴射するノズルが故障してしまい、修理で多額の費用がかかってしまう事態になりかねません。
ガソリンの使い道
ガソリンの最も身近な用途はやはり自動車用の燃料だと思います。ですが自動車のエンジンに使用されるだけではなく、他にも農業用や林業用などの内燃機関にも使われています。
その中でも自動車用のガソリンは大きくわけて2つに分類出来ます。1つはイオクガソリン、そしてもうひとつはレギュラーガソリンです。ハイオクガソリンは1号ガソリン、レギュラーガソリンは2号ガソリンとも呼ばれます。2つともガソリンスタンドに行った際には必ず見かけると思います。
もしガソリン車に軽油を入れてしまったらどうなるのか?先程はディーゼル車にガソリンを入れたらどうなるのかという事でしたが反対にガソリンエンジン車に軽油を入れてしまった場合はどうなってしまうのかということです。
ディーゼル車で燃料を入れ間違えてしまったのに比べると、そこまで深刻な状態にはなりづらい傾向にあると言えます。ガソリンエンジンは燃料と空気を混ぜて圧縮しながらスパークプラグで点火するという仕組みなのですが、ガソリンと軽油を間違えてしまうと、プラグの先端に軽油が付着してしまいエンジンが止まってしまうことになります。
その際の修理内容としてはエンジンオイルやプラグの交換と日常的なメンテナンスの範囲に収まりますのでディーゼル車で間違えたときよりは修理にかかる費用は少なく済む傾向にあります。
このようにディーゼル車にガソリンを入れた時の方がかなり深刻な問題に繋がりますのでセルフで給油する際には間違えないように注意が必要です
軽油とガソリンの違い

これまで軽油とガソリンそれぞれの説明をしてきましたが最後に軽油とガソリンの違いについて説明していきたいと思います。軽油とガソリンも実は石油から出来ています。
軽油もガソリンも石油に含まれているワックスやガスなどの成分を分離させるために加熱し蒸留させるという同じ製法を使って作っているので同じガソリンです。そこで軽油とガソリンを分ける決定的な違いというものが蒸留時の採取温度の違いになります。
ガソリンは石油を熱していった際に約30℃から230℃の間で発生する蒸気を採取して作られます。これに対し軽油は140℃から380℃の間で発生する蒸気から作られています。
このように低い温度で蒸発するのがガソリンで軽油は高い温度でしか蒸発しない特徴があります。このそれぞれの特徴を活かして何の燃料として使われるかが決められています。
余談ですが軽油は低温に弱いため一定の温度以下になってしまうと凍ってしまうこともあります。そのため、季節によって販売される軽油の成分は微妙に変えられています。
まとめ
今回は知ってるようで知らない軽油とガソリンの違いについて説明させて頂きましたがいかがだったでしょうか。この記事が少しでも皆様の役に立てれば幸いです。セルフで給油する際には注意が必要です。
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