幻の4代目のスカイライン「ケンメリ」とはどんな車なの?その伝説と栄光をご紹介!

   
 

日産のスカイラインの歴史の中で、あまりにも有名で数多くの伝説を残した名車「ケンメリ」

でも、今の若い世代の人達は、あまりご存知ないのではないかと思います。

そこで、ここでは”幻のスカイライン”とまで言われた「ケンメリ」にフォーカスして解説していくことにします。

ケンメリとは

スカイラインの「ケンメリ」は、歴代モデルの中で4代目としてリリースされたモデルです。

C110型という型式で、1972年〜1977年の間で生産されていました。

「ケンメリ」の由来は、当時のスカイラインのCMキャッチコピーである「ケンとメリーのスカイライン」から略語で「ケンメリ」となったものです。

実は歴代のスカイラインの歴史の中でも、最も売れたのが1972年9月から販売されたC110型:ケンメリでした。

販売累計台数64万台。

先代モデルのC10型の2倍近くに達し空前の大ヒットとなったわけです。

販売拡大の鍵はマーケティング戦略

しかし、どうしてケンメリがここまでは人気を呼んだのでしょうか?

それは、C110型のデザイン性、機能性に魅力があったことは言うまでもありませんが、見事なマーケティング戦略も大きく起因していると思われるのです。

当時、スカイラインの広告については、ライトパブリシティという広告代理店が手掛けていたのですが、コピーライターの先駆者である秋山晶氏や和田誠等、有名なアートディレクター、篠山紀信等の写真家が籍を置いていました。

その彼らが、「ケンとメリーのスカイライン」というキャッチコピーを考え、見事にヒットしたわけです。

3種類のケンメリ

ケンメリには、GL、GT、GT-Rの3種類のグレードが用意されていました。

違いはエンジン性能で、GLは1.6Lと1.8LのG16型(G18型)エンジンを搭載。

GTは、日産自動車が開発した2.0LのエンジンL20型が使われましたが、排ガス規制の影響を受けて、その後に改良されたL20E型エンジンを搭載することになります。

そして最上位グレードのGT-Rは、先代ハコスカのGT-Rと同じS20型エンジンが搭載されています。

最高出力は、GTは88.3kW(120PS)/6,000rpm、最大トルク166.7Nm(17.0kgm)/4,000rpmですが、GT-Rは最高出力117.7kW(160ps)/7,000rpm、最大トルク176.5Nm(18.0kgm)/5,600rpmとなっており、GT-Rは高速走行を想定した車となっています。

幻のGT-Rと言われた所以

そのケンメリ GT-Rは、僅か197台しか生産されませんでした。

この販売台数の少なさから、希少性の高い車となり、販売当時でもめったに手が出せない高級車だったのです。

幻のGT-Rと呼ばれるケンメリ”GT-R”の所以は、希少性の高さにあったわけです。

しかも、1972年の東京モーターショーに「スカイラインハードトップ2000GT-Rレーシング仕様」として出展され、大きな話題を呼んだのですが、残念ながら大きな期待を集めていたにもかかわらず。登場することはありませんでした。

排ガス規制の影響

それは、排ガス規制が強化されたためです。

その結果、ケンメリGT-Rは生産中止に追い込まれてしまいました。

排ガス規制の強化がなってしまい、規制強化の波がモータースポーツ界まで大きく影を落としていくことになりました。

新型スカイライン

スカイラインは、圧倒的なエンジンパワーでスポーツカーの世界を牽引してきました。

これは、最新のスカイラインでも言えることです。

新型スカイラインの400Rは、405psという高出力を誇り、セダンにおいては最速のスポーツタイプのセダンとして国内外で熱狂的なファンがたくさんいます。

最高出力は308pで、国産ブランドの超高性能スポーツカーでも340psを叩きだし、最高峰の車にマークされています。

これが、かつてケンメリで生まれた伝説を復活させるのかもしれません。

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