車好きな方なら一度は聞いたことはあるのが、幻の名車2000GT(ニセンジーティー)です。名前は聞いたことがあるけれど、いつの時代にどれだけ販売されて、どのようなスペックがあるか詳しくは知らない方の為に、ご紹介します。
2000なGTの基本情報

そこまで詳しく知らない方の為にまずは、トヨタ自動車の2000GT(ニセンジーティー)の基本情報をご紹介します。トヨタ自動車と、ヤマハ発動機の共同開発で生まれたのは、2000GT(ニセンジーティー)です。
ヤマハ発動機への生産を委託し、1967年の5月に販売し始め、1967年〜1970年という、たったの3年間の間だけ、トヨタの自動車のブランドとして販売していた、スポーツカーです。
販売会社は、東京トヨペット、大阪トヨペット、愛知トヨタ、および全国トヨタ店などで販売されました。また、2000GTとうい車種名になった由来は、2000ccのGT(Grand Tourismo)からとりました。
海外でも通用する様なスポーツカーとして作られました。形式はMF10とMF10Lの2つがあります。生産終了から50年経った今でも、高い知名度を誇っています。
この2000GTは、中古車の市場でも、高額なプレミアム価格で取引されています。また、この車は日本車では最高額、1億1800万円で落札されたことでも有名です。

名車の2000GTとは?

今では幻の名車と呼ばれている2000GT。上記でご紹介した基本情報の他に、2000GTには、どの様なスペックがあるのか詳しくご紹介します。
スペック
MF10の形式の車体の重量は、1120kgです。寸法は、全長4175mm、全幅1600mm、全高1160mm、ホイールベース2330mmです。エンジンの形式は、3M型直列6気筒です。
エンジンの種類は、水冷直列6気筒DOHCを使用しています。排気量は1988㎤、最高出力は、150/6600rpmです。乗車人数は2名で、サスペンションは4輪ダブルウィッシュボーンです。生産台数は337台しかありません。
当時の販売価格は?
当時の販売価格は、238万円でした。今では、クラウン2台とカローラなどが6台購入出来るほどの高値でした。現代での価値は、2000万円ほどになります。
現在2000GTはどうなっている?

生産台数が337台しかなく、もちろん現在では作られていないので、もっと数が減っていると言われています。中古車販売店で、1967年〜1970年の間に販売していた2000GTだと値段も高く、日々のメンテナンス料もかかってくるので、維持費も大変です。
そこで2000GTを今の技術でリバイバルされているかなどをご紹介します。2015年トヨタの2000GTの復刻車を発表しました。車好きなら知っている方も多い、愛知県岡崎市にあるロッキーオートという会社がトヨタの2000GTの現代版を発表しました。
現代版の正式名称は、2000GT RHVです。その車には、トヨタのハイブリッドエンジンを、アクアと同じTHS-IIを搭載し、燃費はなんと、アクアの約40.0km超えています。また、2000GTと細部に渡って完全再現がされています。
2000GT RHVを造る際は、当時作成していた、トヨタ自動車の関係者から話を聞きながら細かく作りこまれました。2000GTの車が1億円するのに対して、2000HT RHVは1680万円とまだ高値ではありますが、2000GTに興味のある方は、一度検討してみるのもいいです。
その為、かなりの再現率のため、問い合わせが殺到しました。
旧型と新型を比べてみる

2000GTに興味のある方は、旧車の味のある形はもちろんエンジン音などもあります。そこにこだわらず、2000GTの見た目が気に入り、燃費が良いものをお探しでしたら、2000GT RHVも一度目で見てみることをお勧めします。
