タイヤがパンクしたらどうしたら良いのでしょうか?車の整備を定期的にしている方であれば自分で取り替えられるでしょうが、慣れていないと不安でしょう。安心してください。正しい知識と工具さえ揃っていれば、タイヤ交換は車音痴でもできます!
今回は動画付きでタイヤ交換法を解説しますので、ぜひじっくり読んでみてください。
車のタイヤ交換に必要な工具ってなんだ?

車のタイヤ交換に必要な工具は、以下の3つだけです。
- トルクレンチ
- ジャッキ
- タイヤストッパー
すでに車に備え付けてある方が多いと思いますが、なければカー用品店などで購入しておきましょう。特に消耗しやすいものではないので、5年や10年、それ以上でも使い続けられます。
トルクレンチですが、タイヤのボルトの開閉に必要なものです。タイヤはしっかりとされているため、外す時はレンチで緩め、つける時は締めるわけです。女性には油圧式ジャッキがおすすめです。車載ジャッキでも男性であれば問題ありませんが、かなり力がいるので注意してください。
タイヤストッパーは、ジャッキで車を持ち上げる時に動くことを防ぐために用いられるアイテムです。タイヤ交換時には、手が汚れることもあるので軍手などもあると便利です。トランクなどに常備させておきましょう。
※ホイールによっては、センターキャップを外さなければタイヤの着脱ができないものもあります。その場合は、マイナスドライバー・六角レンチ・星型レンチなどが必要になることもあるため、事前に車のホイールを確認してください。

意外に簡単!?タイヤ交換する手順と流れとは?
車のタイヤ交換を、順を追って解説します。
1.平坦な場所に停車する
安全な場所、および平坦な場所に車を停車させてください。サイドブレーキもしっかりと掛けましょう。
停車する地面ですが、おすすめなのはコンクリートなどで舗装された場所です。砂利道や芝生の上で作業できないわけではありませんが、以下に出てくるジャッキの利用が難しくなる恐れもあります。特に初心者は、舗装された駐車場などを利用して作業することをおすすめします。
2.タイヤストッパーを設置する
タイヤ交換は車の安定が肝心なので、サイドブレーキを書けるだけではなくタイヤストッパーも利用しましょう。カー用品店や通販などで安く購入できるものなので、車に常備させておくことをおすすめします。
交換するタイヤの対角線上のタイヤに、タイヤストッパーを設置してください。
3.ホイールキャップを外しナットを緩める
ホイールキャップを外して、工具として紹介したレンチを使いナットを軽く緩めます。完全に外すのはジャッキで持ち上げたあとなので、ここで一気に緩めないでください。
4.ジャッキで車体を持ち上げタイヤを外す
ジャッキを車体の下に設置し、車体を持ち上げます。ジャッキの設置場所は、タイヤ付近のボディ下部にある凹みを探してください。凹みはジャッキポイントと呼ばれるものですが、その奥にジャッキを設置するのが正解です。場所については、動画内で詳しく解説されているので参考にしましょう。
ジャッキを装着できたら、操作して車体を持ち上げてください。ある程度の高さまで持ち上がったら、レンチで対象のタイヤのナットを完全に緩めます。ホイールナットが取り外せたら、タイヤも取り外してください。
5.タイヤをセットしたうえでホイールナットを締める
新しいタイヤをセットし、レンチで軽くナットを締めます。ここではまだ完全にナットを締め切らないでください、軽く固定する感じでOKです。
仮固定したら、ジャッキを下ろしてナットを締めます。以上で終了です。
6.(出来る方のみ)トルクを調整する
ここは少し難しい話になるので、できない方は無理にする必要はありません。
各タイヤに規定されたトルクと呼ばれるものがあります。トルクとは締める強さを指しているもので、締めが弱いと脱輪の原因になったり、強すぎるとナット穴が広がりタイヤが不安定化する原因になります。
トルクが分かる方は、設定に合わせて調節してナットを締めてください。わからない方は、自動車点検の時に確認してもらうのがおすすめです。
まとめ

女性でも簡単にできる、タイヤ交換方法をお伝えしました。見ていただければ分かるように、工具さえ揃っていれば誰にでも簡単にできます。油圧ジャッキがあれば力も必要ありません。
タイヤ交換が出来るようになると、パンクした時も冷静に対処できます。細かなトルクの調整が必要にあることもありますが、とりあえずタイヤを装着し自分で運転して整備工場で確認してもらえば良いのです。
タイヤ交換も怖くはなくなったはずです。まずは工具を揃えて、もしもの時に備えることから始めてみませんか?
