皆さんは車のマフラーの歴史について知っていますか?
現在の製造されている車はとても質が高く、壊れにくくなっています。特に日本車は壊れにくいのはもちろんのこと、燃費が良い・操縦しやすいなど、良いところは数多く存在し海外でも日本車は人気があります。
そんな質の高い現代の車ですが、ずっと質が高かったわけではなく色んな開発段階を経て質の高いものになりました。
今回は車の部品の1つ「マフラー」の歴史や今のマフラーに使われている素材まで紹介していきます。
マフラーとはどの様なものなのか?

車を所持している人の中でも、車のパーツにあまり興味がない人はマフラーという言葉を聞いて車のパーツという事は分かっても、どの様なパーツなのかというのを説明する事は難しいかもしれません。

マフラーとは?
エンジンの各シリンダーから出るガスを1本にまとめる部分をエキゾーストマニホールド・そこから消音器までを繋げる部分をエキゾーストパイプ・後端に取り付けられる消音器がマフラーと呼ばれます。
マフラーの役割とは?
①排気
車の内部で別々のタイミングで連続的にガスが排出されると、排気ガス同士が邪魔をしあったり乱気流が発生したりとスムーズな排気ができなくなります。これを解消するためのパーツが、エキゾーストマニホールドなのです。
エキゾーストマニホールドはパイプの長さを変え、排気同士のぶつかりや乱気流の発生を防ぐ役割をしています。
②有害物質を排除
エンジンから出るガスというのは、人体に悪影響を与える有害物質を含んでいます。車の中にはキャタライザーというパーツが入っていて、キャタライザーの経路を通ることにより、有害物質の発生をある程度抑えることができます。
③排気音をの軽減
排気をそのままの状態にすると、大きなエネルギーが働いているためとても大きな音がなってしまいます。マフラーがあることにより、その大きな音が出ず快適な運転をすることができます。
この3点がマフラーがあることの効果になります。
マフラーが壊れにくくなった要因とは?

マフラーというパーツは昔は壊れやすく、パイプが折れタイコが脱落して直管状態になることがあった。そうなると爆音が鳴り、うるさい音が鳴り響くだけで進まないという信じられない事故も起きていました。
ではこの様な事故が起きていた原因であるマフラーが、壊れにくくなった要因について紹介していきます。
①素材について
マフラーが壊れにくくなった要因には、素材がとても関係しています。
昔のマフラーに使われていた素材というのは、スチールがよく使われていました。スチールというのは、加工が簡単で単価も安いためとても重宝されていました。ですがスチールは長年使っていると錆びやすいです。特に、塩風を受ける海岸沿い・降雪地帯を走る車は錆びやすくとても注意です。
この素材がよく使われいたため、値段は安いですが壊れにくいという点がありました。
では現在のマフラーでよく使われている素材はステンレスです。
ステンレスは、スチールよりも錆びにくい・高強度という特徴があります。近頃の標準マフラーはステンレス製のものが多く使われており、スチールに比べれば値段は高いですが、チタンやカーボンに比べ安いです。
ちなみにチタンやカーボンはレーシングカーなどに使われいます。
この様に素材の変化があり、時代と共に壊れにくく変化していきました。
まとめ
今回はマフラーについて紹介しました。
マフラーは素材様々存在し、その素材によってエンジン音やデザイン性も変わってきます。そのため、マフラーについて知っていると車のデザインにより合うマフラーを選択することができ、エンジン音で乗りごごちも変わります。
より良いカーライフを過ごすため、マフラーについて知っておくのも面白いかもしれません。
