福井県で進めれれてきていた自動運転の実証実験。自動運転レベルの定義は世界共通となりアメリカの自動車技術会が定めたものが基準になります。日本国内で初となる自動運転レベル3の認可。今まではレベル2での試験運行をしていましたが、更なる車両の高度化に進めレベル3の自動運転実証実験が中部地方で行われます。
国と地域で
運転者が主体
アクセルとブレーキ操作による前後の加速、減速の制御とハンドル操作による左右の制御と両方をシステムが担う自動運転レベル2。ドライバーが常にハンドルを握り運転状況を監視操作することが求められ、2020年福井県でレベル2の試験運転が行われています。
成長戦略フォローアップという目標を掲げてきた国土交通省と経済産業省。2020年限定地域で無人自動運転移動サービスに向け研究開発法人や産業技術総合研究所に委託しサービスの実証実験を進めています。福井県では永平寺町がまちづくり株式会社ZENコネクトに業務を委託しており、ひとりのドライバーが遠隔で3台の自動運転車両を常時監視と操作する自動運転移動サービスを実現しました。
レベルアップ
2021年に入り実験済みのセンサー類の改修や追加を行い車両の高度化が進められ、自動運転車に搭載する遠隔型自動運転システムレベル3を国土交通省中部運輸局に申請しています。同年3月上旬に自動運転レベル3の認可が下り福井県永平寺町で行われる自動運転実証実験。日本で初めてとなる自動運転レベル3の公道走行は運転の負担が軽減され、技術開発や実証に役立てます。
条件付き運転自動化を意味するレベル3。運転の主体が人からシステムへと代わり、レベル0からレベル2までと大きく異なるのが特徴です。レベル3から自動運転となり、一定の条件下で全ての運転操作をシステムが担います。緊急時には人がドライバーとなって運転操作を行うことになっています。
https://www.mlit.go.jp/common/001226541.pdf(自動運転のレベル分けについて)
装置の構成
シンポジウムを開催して
経済産業省と国土交通省との連携で開催された永平寺町自動運転出発式。永平寺町と東京の会場をオンラインで繋ぎ地域の先進事例等を発信するシンポジウムも開催されました。自動運行装置を備えた車両は地域住民のニーズと実現に向けた国の取り組みで出発式を経て本格運行の開始されます。
最大速度12km/hで自動走行する装置を備えた自動運転車。道路に敷設された電磁誘導線を追従しながら周辺の交通状況を監視します。自車位置を確認するのは電磁誘導線とRFID、GPSと地図になり、遠隔監視、操作者の状態検知がドライバー状態を検知します。
遠隔管制や操作装置、車内外監視装置となる遠隔監視・操作型自動運転システム。遠隔監視操作室と通信しドライバーに代わり運転操作を行います。サイバーセキュリティやソフトウェアのアップデート、作動状態記録装置、などが自動運行装置に必要な対応、装備となっておりカメラや3D−LiDARが外界認識の主なものになります。
区間
自動運転レベル3の走行は京福鉄道永平寺町線廃線跡地・町道永平寺参ロードの南側の1部の区間と、永平寺町荒谷から志比の約2キロメートルの区間が走行条件になっています。車両走行環境条件には周辺の歩行者等が検知できない強い雨や濃霧、夜間という悪条件である場合は自動運転走行を行いません。又、緊急自動車が走路に存在しない走行条件も定められています。
https://www.honda.co.jp/career/37.html?from=RSS(自動運転レベル3の型式指定取得!)
水垢も落とすメンテナンス剤

撥水系ガラスコーティングに対応しているCar Zootのメンテナンス剤。車のボディに付いた汚れを洗い流し、コーティング剤を塗りこむタオルを水で濡らします。固く絞ったタオルにコーティング剤を塗布し洗車後のボディに塗り込み拭き上げ用タオルでメンテナンス剤を拭き取ります。コーティング剤の効果を引き出し水垢を除去します。
自動運転レベル2の実証実験を生かして行われるレベル3の走行。グレードアップされたレベルは自動運転車両が作動継続困難となる場合を除き本格運行されていきます。安全確保には車内に乗車していた保安要員を外しての運行となり、国土交通省が付与した条件範囲内で作動されます。