軽トラと軽バンには専用のタイヤやホイールを穿かせなければいけないのか?こんな疑問を持たれる方は少なくないはずです。そこで今回は、商用車にはどんなタイヤやホイールを装着すればいいのか?について、詳しく解説していきます。
商用車と乗用車の違いとは一体何?

商用車と乗用車の違いは一言でいうと「荷物を乗せるか人を乗せるか?」の違いです。ただし、商用車だから人を乗せてはいけない。乗用車だから荷物を乗せてはいけないという取り決めはなく、商用車でドライブに出かけても全く問題ありません。
税金面では、商用車の方が優遇されていて安く設定されています。また、商用車は車検を毎年受けなければいけません。ただ、毎年車検を受けるということは、交換するパーツも少なく、結果的に金額面で乗用車とそこまで大きな違いはありません。
商用車は4ナンバー、もしくは1ナンバーで登録されているところも違います。これも、税制上の振り分けなだけで特に大きな取り決めはありません。
商用車には商用車専用のタイヤやホイールを付ける必要があるのか?

実は商用車には乗用車用のタイヤやホイールを穿かせることは出来ませんでした。しかし、法改正が行われ、商用車にも乗用車用のタイヤやホイールを穿かせることは可能になっています。
通常商用車用のタイヤは「LI」という数値でどれくらいの重さに耐えられるタイヤなのか?を見分けます。一方で乗用車用のタイヤは「PR」という数値でどれくらいの重量に耐えられるかを測るのです。
この数値の違いがあれど、同じだけの重さに耐えられるタイヤで、タイヤのサイズが車両に合えば、特にどちらのタイヤを穿いても問題ありません。
これは、ホイールも同様で、法改正以前は「JWL-T」という商用車用のホイールしか装着できませんでしたが、現在では「最大積載量500kg以下、かつ車両総重量3.5t以下」の貨物自動車には乗用車で使用する「JWL」の刻印入りのホイールも装着できるように変わっています。
なので、性能面で問題なければ、あまり意識して選ぶ必要はなくなってきているのtです。
おすすめの軽トラ軽バンをご紹介!

では、ここで現在日本で販売されている軽トラ、軽バンのおすすめ車種をご紹介していきます。
①スズキ エブリイ
おすすめの軽バン1車種目は「スズキ エブリイ」です。エブリイは室内空間を広めにとってあるので、出来るだけ荷物を多く積み込みたいという方におすすめの1台です。また、ミッション部に「2ペダルMTの5速AGS」という独自のミッションを装備しているグレードもあります。走行距離が長い方にはおすすめのミッションです。
②ホンダ N-VAN
おすすめの軽バン2車種目は「ホンダ N-VAN」です。N-VANは日本の中で最も人気のあるホンダの「Nシリーズ」の中の1車種です。N-BOXをベースとして設計されていて、価格が他の軽バンよりも20万円程度高いです。
とはいえ、安全運転支援の「ホンダセンシング」や追従型の自動運転技術アダプティブクルーズコントロールも用意されています。
③スズキ キャリイ
おすすめの軽トラ1車種目は「スズキ キャリイ」です。キャリイの特徴は、荷台の位置を可能な限り低く設置している点です。荷物の乗り降ろしが非常に楽ちんでしょう。エブリイ同様に「2ペダルMTの5速AGS」を装備しているグレードもあります。
まとめ
というわけで、今回は軽トラや軽バンには専用のタイヤやホイールを穿かせなければいけないのか?という点について、詳しく解説してきました。積載重量などの課題をクリアしていれば、乗用車のタイヤでもOKと決められています。以前よりも選べる幅が広がっているので、是非交換も検討してみましょう。