梅雨が真っ只中です。特に今年は各地で大雨も続いていて、すぐそこまで迫っている夏が早く来てほしいと思っている方も多いのではないでしょうか。中でも車で白浜まで行くのは人気のコースです。しかし、今年はコロナ禍の影響でなにかと制限されることが多くなります。そこで今回は夏に限らず楽しめる道の駅を紹介します。
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和歌山県の地域区分は一般的に、県庁所在地であり、大阪府に隣接する和歌山市が入る北部、有田みかんで有名な有田市を含む中部、そして白浜のある南部に分けられます。道の駅は現在34か所あり、海岸線を中心として、万遍なく点在しています。その中で今回は、駅と周辺施設がセットで楽しめるスポットに着目しました。

いざ和歌山へ

和歌山では、2004年に『紀伊山地の霊場と参詣道』が世界遺産に登録されました。3つの霊場と3つの参詣道から構成されるこの世界遺産は、隣接する奈良県と三重県にまたがっており、この両県方面から来られる方は、道中に寄ってみるのも良いかもしれません。
紀の川万葉の里
最初は、北部かつらぎ町にある万葉集に15首も読まれた地で、有名な妹山・背山を望む景勝地でもある道の駅です。堤防上はサイクリングルート、駅自体もサイクリングステーションにもなっています。地元の新鮮野菜、果物。季節ごとの旬の農産物を求めてたくさんの方が訪れます。また車で5分程走るとフルーツ狩りが楽しめる畑が集まっています。

京奈和自動車道 かつらぎ西ICより 車で6分
San Pin 中津
中部にある日高町にあり、『さんぴん』の愛称で親しまれている道の駅です。和歌山の豊かな自然がもたらす新鮮な野菜や果実など山の幸に加え、和歌山では川の幸も素晴らしい事が実感できる場所です。お食事処「ほろほろ亭」では、ほろほろ鳥を使った料理を食べる事ができます。また、車で7分ほど走ると、日高川の清流と共に中津温泉あやめの湯鳴滝でリフレッシュする事もできます。

湯浅御坊道路川辺ICから15分
奥熊野古道ほんぐう
南東部の田辺市は熊野川が流れる静かな町です。でもただの静かな町ではありません。この町の道の駅は、世界遺産熊野古道の発着点でもある熊野本宮にあり、国道168号線からは、奈良県十津川村や那智勝浦へと結ぶ拠点としてのキーポイントになっています。また、車でそれぞれ10分ほどの距離に川湯温泉・渡瀬温泉・湯の峰温泉といった3種類の温泉がありバラエティに富んでいます。
田辺市の隣には、全国唯一の飛び地の村、北山村があります。県の東端に位置し、大台ヶ原を源とする北山川を境として、南は三重県熊野市と紀和町に、北は奈良県下北山村、西は十津川村に隣接。ここには『おくとろ』という名前の道の駅がありますので、是非チェックしてみて下さい。

[京阪神方面から]
阪和自動車道を経由し南紀田辺ICで降り、国道42号を南下。国道311号から本宮町へ [東京・名古屋方面から]
東名阪自動車道・伊勢自動車道勢和多気IC経由、国道42号を南下。新宮市より国道168号で本宮町へ
すさみ
南部のすさみ町にある同名の道の駅は、道の駅の枠を超えた存在です。体験などレジャー施設や水族館を併設している一方、災害や非常時には避難場所などに選定された重要拠点となっています。また、車でたった5分程で、国の天然記念物である亜熱帯植物の密林を散策することもできます。

紀勢自動車道 すさみ南ICを国道42号方面へ
それでは安全運転で
今回、4か所の道の駅を紹介させていただきました。他にも約200台駐車可能な所から最大15台のみといった大小さまざまな30か所ありますので、何日または何回にも分けてドライブが楽しめそうです。遠方から来られるだけでなく、地元の方が買い物でも利用されますので、地域のそのままの雰囲気を味わえる点も道の駅の魅力です。新しい発見と気分転換、ナチュラルな非日常を楽しみましょう。
ペットも連れて行くときは

道の駅によっては、ペットの散歩コースを始め、一緒に楽しい時間を過ごす事ができるように造られている場所、また周辺や道中に自然が残っているところも多くあります。そんな家族でもあるペットも他人にとっては苦手にされている方もおられます。特に臭いはエチケットとして気になる時は、『ClearONE.PET』。犬や猫など幅広く使用できますし、無香料かつ除菌効果もありますので、今年特に重宝するアイテムかもしれません。
