冬こそ北海道の真骨頂です。パウダースノーに美味しい鍋料理。スキーに興じるのもいいですね。レンタカーでもいいのですが、出来れば愛車で走りたいものです。しかし首都圏から青森までは700kmもあります。
そして函館から札幌までは300km。合計1000kmにもなりますが、関西圏の方は更に距離が伸びることに。どんなに運転好きな方でもこれはちょっと厳しいでしょう。なにかいい手立てはないものでしょうか。
それがあるんです。カーフェリーを利用すれば、愛車とともにあなたも北海道まで運んでくれます。しかも船旅も楽しめるわけですから一石二鳥ですね。
カーフェリーにはどこから乗る?

カーフェリーにはどこから乗ればいいのでしょう。また運行状況や運賃についても気になりますよね。まずは乗船場所の確認から始めましょう。その上で運行状況と大まかな運賃についてご紹介します。

関東圏なら大洗から!商船三井フェリー
関東圏の方がカーフェリーで北海道に行くなら、茨城県の大洗からということになります。商船三井フェリーが運行している「さんふらわあ」が大洗と苫小牧を結んでいます。「さんふらわあ」は船内設備がとても充実しています。大浴場やレストランを備えており、長旅も苦痛なく過ごすことが出来ます。
「さんふらわあ」は夕方便(19:45発)と深夜便(01:45発)があり、苫小牧到着時間は夕方便が翌日13:30着、深夜便が当日19:45着となっています。運賃は期間によって細かく分けられているので、詳細については商船三井フェリーのサイトで確認してください。
参考までに乗用車1台+運転者1名のツーリスト運賃は、車両が5m未満なら約3万円から4万円ほどで、車両が6m未満なら約3万5千円から5万円となっています。
関西圏なら名古屋から!太平洋フェリー
関西圏の方がカーフェリーで北海道に行くなら、名古屋港からということになります。太平洋フェリーが運行している「いしかり」「きそ」「きたかみ」が名古屋と苫小牧を結んでします。三隻とも船内設備は充実していますから、快適な船旅になるでしょう。
出港時間は19:00発で40時間2泊3日の長旅となります。じつは現在の国内最長航路なんです。こちらも運賃は期間によって細かく分けられています。参考までに乗用車1台+運転者1名のツーリスト運賃は、車両が5m未満なら3万7千円で1m増す毎に6千5百円加算されます。
冬の北海道は甘くない!車の準備も怠りなく

カーフェリーについては、おわかりいただけたことと思います。それでは車の準備に入りましょう。寒冷地仕様ではない車で、そのまま冬の北海道を走行するのは無謀です。まず間違いなく故障してしまうでしょう。
それではどうすればいいのでしょうか。いくつかポイントがあります。それをきちんと抑えてください。それから必需品とまではいいませんが、あると便利なグッズもあります。合わせてご紹介しましょう。
スタッドレスタイヤだけでは不十分!車を寒冷地仕様に
まずタイヤですが間違っても夏タイヤのままではいけません。必ずスタッドレスタイヤに履き替えてください。普通に国道を走るぶんにはチェーンまでは必要ないでしょう。しかし心配な方は用意されるといいかも知れません。
そして次にチェックするのはバッテリーです。もし弱っているようなら、その車に載せることが出来る最も容量の大きなバッテリーに交換しましょう。タイヤとバッテリーのチェックが終わったらエンジン冷却水(LLC)の交換です。
北海道では氷点下にまで気温が下がります。ですから関東圏や関西圏のLLCとは濃度が違います。これを寒冷地向けの濃度にしなければ冷却水が凍ってしまいます。
それから意外と見落としがちですが、ウインド・ウォッシャー液の交換も必要になります。気候が温暖なところで車を使っている人は、ウインド・ウォッシャー液ではなくそのまま水だけを使っているケースがあります。しかし北海道ではまず間違いなく凍ります。
零下20~30℃でも凍らないウインド・ウォッシャー液と交換してください。交換するものはまだあります。ワイパーブレードです。スノーブレードと交換しておいた方がいいでしょう。
あると便利なグッズを紹介
冬の北海道ではあると役立つ便利なグッズがあります。まずはウィンドウや屋根の雪を落とすスノーブラシ。車を駐車場に止めておくと一晩で雪だるまになります。雪を落とさなければ走ることは出来ません。
冬用フロアマットも用意しておいた方がいいでしょう。ゴム製のマットなら雪がついた靴で乗り込んでも足元が水浸しにならずに済みます。ゴムハンマーも用意しておきたいアイテムです。タイヤハウスに付着した氷をボディを傷めずに落とすことが出来ます。
CarZoot サイドミラー撥水

雨の日の運転は気を使うもの。水滴に邪魔されてよく見えないこともあります。特にサイドミラーは見にくく危険です。そんな時には「CarZoot サイドミラー撥水」がおすすめです。シュッと一吹きして後は乾いた布で吹き上げるだけ。
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「CarZoot サイドミラー撥水」なら雨の日も快適なドライブが約束されます。
まとめ
いかがでしょうか。冬の北海道のドライブならカーフェリーに限ります。それから雪道に慣れていない人は、くれぐれも「急」の付く運転をしないようにしてください。すなわち急発進、急ハンドル、急ブレーキは禁物です。
それから自宅に戻ったらなるべく早く洗車をするようにしてください。その際には特に下回りを念入りに。融雪剤が残っていると車にダメージを与えます。そしてLLCとウインド・ウォッシャー液を元に戻しましょう。ワイパーブレードの交換も忘れずに。

安全なドライブで楽しい観光にしよう!