車を輸送するための方法を知っていますか?
車を運ぶとなると、陸・空・海を使うことになりますが、かなりの時間と労力がかかります。
日本の車を欧州に向けて輸送する方法が、鉄道に切り替えになりました。
それまでは郵船でしたが、鉄道になった理由について解説していきます。
車を海外に輸送するための方法とは?

欧州への車を輸送する方法が、郵船から鉄道に変更したことについて紹介する前に車を海外に輸送するための方法を解説します。
車を輸送するための方法はイメージつきますか?
なんとなく船で運ぶ方法が思いつくでしょう。船で輸送するための方法の中にも色々な方法があります。
この章では、輸送するための方法を紹介していきます。
コンテナ輸送
コンテナ船に車を乗せて、海外に車を輸送するための方法になります。
この方法は、海外に荷物を輸送する方法の主流になっています。
コンテナ輸送のメリットとは、天候に関係なく運ぶことができます。
船だと天候の影響をもろに受けてしまいます。その船でも天気の影響を受けずに荷物を運ぶことができるのです。
車を運ぶことができる以外にも、色んなものを乗せて輸送することができます。
例えば、日用品・精密機械といったものを運ぶことができるのです。
大きい荷物から小さい荷物から幅広いものを運べるのが、コンテナ輸送のメリットなのです。
ロールオンロールオフ船
続いて紹介するのは、ロールオンロールオフ船での輸送になります。
ロールオンロールオフ船での輸送方法とは、コンテナの中に荷物を乗せる必要もなくそのまま船に荷物を乗せることもできます。
コンテナ船と比較すると、金額も安く頻度が高いのがロールオンロールオフ船のメリットになります。
コンテナ船もとても便利なのですが、コンテナの中でぶつかり荷物に傷がついてしまう危険があります。
それに比べると、車を乗せるとなるとロールオンロールオフ船は直接船に乗せることになるので、ぶつかって傷がつく必要もありません。
更に、荷物をコンテナの中に入れることもないので荷物検査も厳しくなく、時間もかからないでしょう。
金額も安く、頻度も高いのでコンテナ船よりも便利かもしれません。
これらが海外に荷物を輸送するための方法になります。
欧州への輸送方法が鉄道に切り替えになった理由とは?

2021年から、日本から車を欧州へ輸送するための一部の方法を鉄道に切り替えるというのです。
この章ではなぜ車を輸送する方法を一部変更したのか解説していきます。
船は二酸化炭素排出が多すぎる
船の燃料というのは、重油になります。
この重油というのは、鉄道から排出される二酸化炭素よりも船を使用した際の重油から出る、二酸化炭素の方が多いのです。
今日本だけではなく、世界中で二酸化炭素の排出を抑える取り組みが実施されています。
その取り組みの一環として、船から鉄道へ輸送方法が移っているのです。
どこのルートから欧州へ運ぶか
船を使わない方向で取り組みが行われている中、どこから欧州へ車を運んでいるのでしょうか?
それは中国を通るルートになります。
日本郵船は、中国の会社と連携することができました。鉄道で車を運ぶとは言っても、海を隔てているので全てを鉄道で運ぶことはできません。
ではどうするのでしょうか?
まずはたくさんの車を、日本から中国まで船で運びます。
中国に船で運んでからそこから欧州まで鉄道を利用して車を輸送していきます。
欧州まで船を使い車を輸送することに比べて、中国まで船を使いそこから鉄道を使用することにより、二酸化炭素の排出を抑えることができるのです。
これらが郵船の方法を一部変更した理由になります。
まとめ
郵船が車の輸送を欧州向けの輸送ルートを鉄道に切り替えになった理由について解説しました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。