2020年6月現在で、世界一高い車と世界一安い車は一体どのような車なのか、気になる方も多いかと思います。
そこで今回はそれぞれの車について、スペックも合わせて解説していきます。
世界一高い車 ラ・ヴォワチュール・ノワール

世界一高い車は、フランスのスポーツメーカー「ブガッティ」の「La Voiture Noire (ラ・ヴォワチュール・ノワール)」というスーパーカーです。
創業110周年を記念して製造されたモデルで、販売価格はなんと「14億円」です。
ラ・ヴォワチュール・ノワールは日本語で「黒い車」という意味で、「タイプ57SCクーペ・アトランティーク」がデザインのモチーフとなっています。
タイプ57SCクーペ・アトランティークには、軽量化のためにアルミニウム合金やマグネシウム合金が使用されていますが、ラ・ヴォワチュール・ノワールではより軽量なカーボン素材が使用されています。
そのため、パワフルなエンジンとの組み合わせで世界最速級のハイパワーを実現しています。

ラ・ヴォワチュール・ノワールのスペック
ラ・ヴォワチュール・ノワールのスペックは以下の通りです。
エンジン | 8.0リットル W16気筒+4ターボ |
駆動方式 | 4WD |
最高出力 | 1,500 ps |
最大トルク | 1,600 Nm |
最高速度 | 420 km / h |
トランスミッション | 7速デュアルクラッチDSG |
全長 | 4,544 mm |
全幅 | 2,038 mm |
全高 | 1,212 mm |
車両重量 | 1,996 kg |
ミッドシップに搭載されたエンジンは8.0リットル W16気筒+4ターボで、2ステージターボ化が施されています。
ハイパワーエンジンにより最大出力は1,500ps/6,700rpm、最大トルクは163kgm/2,000-6,000rpmに及び、最大速度420km/hを実現します。
世界一安い車 タタ・ナノ

世界一安い車は、インドの大手自動車メーカー「タタ・モーターズ」の「タタ・ナノ」という車です。
2008年に発売され、その販売価格はなんと「28万円」です。
タタ・ナノのスペック
タタ・ナノのスペックは以下の通りです。
エンジン | アルミ製623cc・2気筒 |
駆動方式 | RR |
最高出力 | 35 ps / 5250 rpm |
最大トルク | 4.9 kgm / 3,000 rpm |
最高速度 | 105km / h |
トランスミッション | 4速MT |
全長 | 3,100 mm |
全幅 | 1,500 mm |
全高 | 1,600 mm |
車両重量 | 600 kg |
タタ・ナノには3つのグレードがあり、それぞれ「スタンダード」「CX」「LX」となっています。
スタンダードがベーシックなモデルで、座席シートは後部は折り畳み可能でモノトーン色です。ボディカラーは3色あります。
CXは、エアコンヒーター、ツートーンシート、ブースターブレーキ、リアヘッドレストシェルフが装備され、ボディカラーは5色になります。
LXは、ボディと同色のバンパーに加え、ファブリックシート、パワーウィンドウ、集中ドアロック、フォグランプ、リアスポイラー、カップホルダー、電源ソケットが標準装備されます。
ただし、どのグレードもエアバッグやABSが搭載されておらず、オプションとなっています。
まとめ

世界一高い車「ラ・ヴォワチュール・ノワール」と、世界一安い車「タタ・ナノ」について解説しました。
ラ・ヴォワチュール・ノワール | タタ・ナノ | |
販売価格 | 14億円 | 28万円 |
エンジン | 8.0リットル W16気筒+4ターボ | アルミ製623cc・2気筒 |
駆動方式 | 4WD | RR |
最高出力 | 1,500 ps | 35 ps / 5250 rpm |
最大トルク | 1,600 Nm | 4.9 kgm / 3,000 rpm |
最高速度 | 420 km / h | 105km / h |
トランスミッション | 7速デュアルクラッチDSG | 4速MT |
全長 | 4,544 mm | 3,100 mm |
全幅 | 2,038 mm | 1,500 mm |
全高 | 1,212 mm | 1,600 mm |
車両重量 | 1,996 kg | 600 kg |
今後は電気自動車など、技術の進歩に伴い更に高額な車が販売されるかもしれません。また、逆に安くなっていく車が出てくる可能性もあります。
今後の自動車業界が楽しみです。
