日本信号とゼロサムは2021年2月1日に、京都府の「けいはんなオープンイノベーションセンター」で一般車両の自動バレーパーキングの実証実験が行われました。自動運転レベル4以上の自動バレーパーキングシステムの実験は全国初です。しかし、自動バレーパーキングシステムは何なのか知らない人が多いと思うので、本記事では自動バレーパーキングシステムの概要と、実証実験の内容を解説します。
【全国初】自動バレーパーキングの実証実験

2021年2月1日に京都府の「けいはんなオープンイノベーションセンター」で行われた、自動バレーパーキングシステムの実証実験内容は、監視カメラで確認しながらの無人駐車テストです。他の車が駐車場に複数ある中で実験し、実際に自動駐車可能の車が一般に導入した環境で自動駐車を試す車テストは世界初として話題になりました。自動バレーパーキングや、ハンドル不要の完全自動運転・スカイドライブなど、現代の車がますます便利になっていくと予想でき、将来の車社会をイメージするとワクワクしてきます。
そもそも自動バレーパーキングって?
そもそも自動バレーパーキングとは、自動で車を駐車してくれたり、スマホで予約すると車が自動運転で迎えに来てくれる自動駐車システムです。車から降りた後は、スマホで「自動駐車のリクエスト」をすると無人で自動駐車ができます。この自動バレーパーキングが普及すれば、駐車が苦手なドライバーも安心して車を利用できるようになるでしょう。
この実験によって何を確認した?
この実証実験によって、「複数の自動運転車の制御」「自動運転車と一般車がある駐車場の中で開発車の停止指示、経路指示」などができるかどうかを確認しました。つまり、機械が周囲の環境を正常に検知して動いたり、他車と接触せずに動けるかどうかのチェックです。また、この実証実験は自動運転レベル4の開発実験でもあります。最近一般道路で走行できるようになったのはレベル3ですが、レベル4が解禁されれば完全で花ですがハンドル握らず自動運転で車を利用できるようになるでしょう。
自動運転の普及によるデメリット?

昔と比べて今ではペーパードライバーが増えたり、車愛好家が減少しています。駐車が苦手な人もかなり多いので、自動運転が普及するのは喜ばしいことのように思えますが、自動運転が普及することによりデメリットに思える点がいくつかります。では続いて、自動運転の普及によって今のところ考えられているデメリットを紹介していくので良ければこちらもチェックしてみてください。
普及すればタクシーがなくなる?
自動バレーパーキングが普及すれば、無人で駐車できるようになったり自由な時間に車が迎えに来てくれるようになります。つまり、乗車地点まで迎えに来てくれるのでタクシーのような役割になると考えられます。となると、将来ドライバーが運転する必要がなくなると予想でき、タクシー業界の新たな事業が始まるか完全消滅するかのどちらかになるのではないでしょうか。新たな車社会が誕生すると同時に、不要になる業界も新たなサービスやビジネスを考えなければならなくなるでしょう。
交通事故の責任問題と販売価格
もし完全自動運転が普及すると、価格が高くなること・交通事故を起こした時の責任問題が問題です。現代の車には交通事故防止の自動運転システムが搭載されていますが、完全自動運転でもしも他車とぶつかったり、誤作動で事故を起こしてしまった場合の責任は機械か人かどちらになるのでしょうか?価格については、自動運転レベルが上がれば価格も高くなると予想でき、自動運転レベル3が普及すればレベル2よりも高額になるのではないでしょうか。
まとめ
自動バレーパーキングは、自動で駐車と迎えが可能になる自動運転システムの一つです。全国初となった京都府での実証実験は、未来にどう活用されていくのでしょうか。2020年4月に自動運転レベル3が走行できるようになったばかりですが、一般車の自動運転システムがどのように進化していくのかも楽しみです。