フランスの自動車部品メーカーであるヴァレオ(Valeo)は2021年2月5日、2050年までのカーボンニュートラル達成を表明しました。カーボンニュートラルとは脱炭素社会の実現のことですが、最近耳にすることが増えた方も多いのではないでしょうか。今回ヴァレオは具体的な内容も併せて発表していますので、詳しく紹介します。
10年後には目標の45%まで達成!?

日本で2050年カーボンニュートラルと言えば、昨秋(2020年10月)の菅内閣誕生に伴う首相の所信表明演説での宣言と第42回地球温暖化対策推進本部でも議論となったことで大きく報道されました。その後もグリーン成長戦略や温室効果ガス排出などに関する取り組みやレポートなどが続々と報告されており、国内の機運醸成が図られています。
改めて地球温暖化が世界的な課題となっている背景には、気候変動抑制に関する多国間の国際的な2015年のパリ協定の存在が大きく、各企業の脱・炭素社会に向けた取り組みが求められている中、ヴァレオも低炭素を含めた目標を設定することとなりました。
バリューチェーンとサプライチェーン両面から
ヴァレオが掲げた目標はまず、今年からの10年間で二酸化炭素(CO2)の排出量を2019年と比較して45%の削減を目指すというもの。これは、自社だけでなく、サプライヤーの排出量や事業活動、製品の最終用途も含めたバリューチェーン全体としての数字となります。
そして、2050年の達成に向けては、自社に関する全ての事業活動と世界中の物流などサプライチェーン全体で取り組み、製品の最終用途を含めてヨーロッパにおいて100%カーボンニュートラルとすることが発表されました。そのため、日本にある子会社のヴァレオグループを含む東アジア圏での具体的な数字についてはっきりとしたことはまだ明らかになっていません。
積極的な投資も
実はヴァレオは2010年からCO2排出量の削減に向けた取り組みを既に本腰を入れて進めており、CO2削減に関する技術に100億ユーロ以上を投資してきました。これにより関連製品の売上高が当時の20倍となる約100億ユーロに増加したことは2050年に向けて明るい材料と言えます。
また、2030年45%減に向けては、環境に優しい建物への改修や、エネルギー消費の低炭素化など事業活動に関連したCO2削減のために今後4億ユーロ以上を投資する計画となっています。車両の電動化のためのソリューションを特に強化するための低炭素モビリティに貢献する技術開発にも期待が持てます。
おわりに
世界中の自動車会社に製品を納入しているヴァレオの中でも特に大きな売り上げを占めているのが、パワートレインシステムとサーマルシステムに関する部品です。カーボンニュートラルに積極的に取り組むことは、ヴァレオがその社名のごとく「私は元気です。」と30年後も言えるような地球環境に繋がっているのではないでしょうか。今回、2019年にウイルスを95%以上除去できるシステムを開発していた点にも驚かされました。
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