平成17年以前では市販自動車のヘッドライトの色は「白色または黄色」とされていましたが、平成18年からは「白色」であることと規定されました。しかし、レーシングカーを見るとヘッドライトの色が「黄色」が多かったりします。実際はどのような規定があるか解説します。
レーシングカーのヘッドライト

ヘッドライトは本当に黄色が多い?
昔の自動車レースの規定には、ヘッドライトの色に関する記載がなかったために、レーシングチームやドライバーが好きなように色を決めて取り付けていました。実際にその頃には黄色が多く、その理由としては白色のヘッドライトよりも目立ち、路面の凹凸のコントラストをはっきりさせる効果を狙っていたのではないかと言われています。
しかし、現在はレースでクラスごとにヘッドライトの色を規定して、レース中の安全な走行に寄与しています。

レースごとのヘッドライト規定
SUPER GT
「全日本GT選手権」を前身とした、2005年より開催されている「SUPER GT」は日本最高峰の自動車レースで、1レースあたりの観客動員数は3万人から6万人ともいわれ、その注目度から国内外の自動車メーカーが参戦しています。SUPER GTでは「GT500」クラス(トヨタや日産、ホンダといったメーカー製作のワークス車両が主体)と、「GT300」クラス(アマチュア傾向が強く、大半がメーカーのスポンサードを得ていないチームが主流)が混ざってレースを行うので、車両のクラスを簡単に判別するためGT500クラスでは白・青系、GT300クラスでは黄・橙系のヘッドライトの色が規定されています。GT500クラスの方が速いので、GT300クラスの車両はGT500クラスの車両に後方につかれた場合は、進路をゆずらなければなりません。無理な追い越しや進路妨害を避けるためにルールが決まっていますが、それを判別するためヘッドライトの色が役に立っています。
ル・マン24時間
F1・モナコグランプリ、インディ500と並ぶ、世界三大レースのひとつである「ル・マン24時間」は、フランス中部のル・マン市の「サルト・サーキット」で全長13kmのコースを24時間走行し続けるという過酷なレースです。車両のヘッドライトの色は、F1マシンのような「LMP1」「LMP2」クラスは白色、市販スポーツカーをベースとした「LM-GTE プロ/アマ」などは黄色と規定されています。ゼッケンカラーや順位識別灯の色も規定されています。早さが違う車両が混走し、なおかつ観客が夜間でもクラスを見分けるために様々な工夫が施されています。
トライブにおすすめのヘッドライトコーティング

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[CarZoot] ヘッドライトクリーニング&コーティングの特徴は以下の通りです。
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【仕様】写真付きの取扱説明書がついているので簡単に施工できます。
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自動車のヘッドライトは、昔はガラス製が主流でしたが現在は樹脂製(ポリカーボネート)が採用されています。その理由としてガラスより強度が強く、事故の場合の飛散を最小限に抑えられるからです。しかし、ガラスより紫外線に弱いという弱点もあり、長時間、紫外線に晒されることでヘッドライト表面に傷がつき、その隙間に汚れが入り込むことで黄ばみ、くすみの原因となっていまします。
本剤は、黄ばみ、くすみを塗るだけで簡単に除去し、その効果を長期間維持できるので、大切な愛車をお持ちの方におすすめしたい商品です。

他にも普通車と違いがあるのか調べてみましょう!