桜井眞一郎、人は彼のことを「ミスタースカイライン」と呼びます。今回の記事では、その桜井眞一郎とはどんな人物で、どんな功績を残したのか？今後日産のスポーツカーはどうなっていくのか？などについて、詳しく解説していきます。
桜井眞一郎とはどんな人物だったのか？
桜井眞一郎は、1929年に神奈川県の横浜市で産まれます。学生時代から自動車製造に興味を持ち、神奈川県立厚木中学校（神奈川県立厚木高等学校）を卒業後は旧制横浜工業専門学校（横浜国立大学工学部）に進みます。
その後本来なら自動車メーカーに就職するはずが、当時の自動車メーカーは不況続きのため、就職することが出来ず、仕方なしに大手建設業の清水建設に入社します。
清水建設では、自動的にセメントをこねてコンクリートにする機械を開発。現場での工期を大幅短縮させるなど、この頃から技術者の片りんを見せています。さらにコンクリートミキサー車までも開発してしまい、車内での評価はうなぎのぼりです。
とはいえ、本来桜井眞一郎氏がやりたかった仕事は「自動車の製造」です。そこで、大手の清水建設を退職し、零細企業だった「プリンス自動車」に就職。ここで今でも日産の主力車種になっている「スカイライン」を作り続け、「ミスタースカイライン」と呼ばれたのです。
桜井眞一郎が残した業績を徹底解説！
桜井眞一郎氏が残した最大の業績はやはりスカイラインの製造開発でしょう。2代目から7代目までのスカイラインに全て携わり、より上質な走りを見せてくれるスポーティーセダンを作り続けました。目指したのは「人に語りかけるクルマ」です。
どういうことかというと、路面の凹凸や、タイヤのグリップ、荷重変化などをしっかりとステアリングとシートに伝えてくれる、操縦の楽しさをドライバーに分からせてくれる車を目指したのです。
まさに、ドライバーが自らの体で走っている感覚「人車一体」を求めて、車を製造し続けたスーパーエンジニアです。
最新スカイラインの自動運転技術が凄い
2020年に登場した、日産の最新スカイライン。自動運転技術プロパイロット2.0を搭載し、なんと自動運転レベル3までを可能にしている車種なのです。もちろん、マニュアルモードでの運転も出来、桜井眞一郎氏の魂は脈々と受け継がれていると言えるでしょう。今後の発展にも期待していきましょう。
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というわけで、今回は日産自動車で車を作り続けた男、桜井眞一郎氏についてくわしく解説してきました。スカイラインに人生をささげた方だと言っても過言ではないでしょう。すさまじい自動車への熱意を感じることが出来ます。
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