ドイツバイエルン州に本社を置くアウディ。日本ではアウディジャパンが輸入販売を行っており、フォルクスワーゲンの子会社でもあり、高性能、高品質の自動車を送り出しています。ドイツの自動車メーカーとして知られているアウディはメルセデスベンツやBMWに引けを取らず、シンボルや象徴の意味を持つエンブレムを掲げています。アウディのエンブレムはどの様な意味を持っているのかご紹介します。
時代に先駆ける車を生み出すメーカー
ドイツを代表するエンジニアとなったアウディの父
アウディのの父として有名なアウグスト・ホルヒは、自動車創世記にエンジニアとなり、ベンツ社での経験を経て自身の名前を付けたホルヒ社を設立します。アウディ社の起源となるホルヒ社では、利益を重視する経営陣と確執でホルヒは退きますが、ホルヒの名前を使う事を差し止められてしまいます。自身の名前が使えない事で、ドイツ語でホルヒという同じ意味を持つラテン語のアウディを社名として、会社を設立したのがアウディの始まりとなっています。
経済危機を乗り切る為の手段
1910年に誕生したアウディですが、アメリカを皮切りに起こった世界的経済不況で、世界経済が激しく衰退していきます。この時期は1929年から1930年後半までとされており、深く広範な不況であることからドイツの産業界も大きな打撃を受けました。自動車メーカーにも響いた経済恐慌は、単独存続が厳しくなり、ホルヒが設立したアウディとデーカーヴェー、ヴァンダラー、ホルヒの4社が不況を乗り越えようと協力し合ってアウトウニオンという自動車会社の基盤を確立します。
歴史を刻むアウディのエンブレム
アウトウニオンの発足時からフォーシルバーがシンボルマークとなっているアウディ。1949年にAUTO UNIONを入れたデザインへ変更し、1969年にオートバイメーカーであるNSUと合併します。AUDI NSUを組み合わせたデザインのエンブレムはロゴのみで、後に社名変更するまでは新しいデザインをシンボルマークとしており、フォーシルバーリングスに戻したのは1994年とされています。
https://yanase-audi.com/column/knowledge/audi-history-logo.html(Audiの歴史からみるロゴの由来とエンブレムの意味)
アウディと結成した自動車メーカー
各々違うメーカーの分野
内熱機関の一種で2ストロークエンジンを得意分野としていたDKW。日本ではデーカーヴェーと呼ばれる事が多く、ドイツの歴史的オートバイと自動車を製造し、1920年から1930年代まで技術を活かしていました。世界が不況に陥るまで世界最大のオートバイメーカーであったDKWは、世界初の前輪駆動車を開発しており、車体のモデルはアウディの母体となっています。
アウディの創業者ホルヒが最初に立ち上げたHORCHは、高品質で先進的な性能を特徴とし、アルミ製エンジンを採用する自動車メーカーでした。自転車倉庫車として設立したWANDERER・ヴァンダラーは小型車やオートバイを生産していたメーカーで、独立市となるケムニッツにおいて自社製造を行っていました。
アウディは大型モデル、デーカーヴェーは小型大衆車、ヴァンダラーは中級モデル、ホルヒはプレステージカーと4社の特徴を活かし、個性を尊重し協力関係が築かれたアウディ。フォーシルバーリングスは会社の特性と魅力を掛け合わせており、4つの自動車メーカーが連合して始まった歴史が今に繋がれています。
https://lrnc.cc/_ct/16828812(知らなかった!知っておきたい!クルマのエンブレム由来 AUDI)
ベト付きを残さない拭くだけのクリーナー

フロントガラスを通して外を見ると気になる内側の汚れ。手垢やホコリは気付かない内に付き、フロントガラスの汚れは視界を遮ってしまいます。タオルにクリーナーを適量付けて拭くと気になる汚れが落ちるインテリアクリーナー。シミになってしまった箇所には叩く様にすると汚れが落ちていきます。車内の芳香剤を邪魔しない微香タイプで、静電気を抑える効果もあります。
4社の自動車メーカーが合わさったリングはそれぞれのメーカーを表しています。その歴史は古く、1つ1つのリングに意味を持っています。アウディの歴史に深く関わっているエンブレムは、フォーリングスと呼ばれており、4つに重なったリングはアウディの象徴として人々の記憶に刻み込まれています。